大泉洋を見て戸田恵梨香が大爆笑したワケは?
『わが母の記』(11)の原田眞人監督が時代劇に初挑戦した『駆込み女と駆出し男』(5月16日公開)の完成披露試写会が、3月17日に丸の内ピカデリー1で開催。大泉洋、戸田恵梨香、内山理名、神野三鈴、堤真一、原田眞人監督が舞台挨拶に登壇した。途中、戸田が大泉を見て涙を流しながら爆笑するという一幕もあり、終始笑いに包まれる舞台挨拶となった。
戸田の笑いが止まらないと、大泉は「主演俳優に向かって何ですか?」と声を荒らげ、会場は爆笑の渦に。戸田は「大泉さんと(神野)美鈴さんとのお芝居が本当に面白くて。台本のト書きに『涙をこらえるくらいの笑い』と書いてあったけど、私は涙を流しながらずっと笑っていて、カメラから消えました」と爆笑エピソードを披露した。
本作で大泉と初共演した堤は、その印象を聞かれると「1シーンいっしょだっただけなので、エピソードはないです」とバッサリ斬る。大泉は「樹木希林さんも同じことおっしゃってた!」と大ブーイング。
続けて堤は「(大泉が)寒いなか、ひどいことをされていました。普通の俳優さんには申し訳ないなとは思うんですが、今回全く思わなかった」とコメント。大泉は「ひどい!すごい拷問を受けるんです。え!しゃべっちゃダメ?」とネタバレに大慌てをし、会場は笑いに包まれた。堤は「大泉さんをいじめるのって、申し訳ないという気持ちよりもだんだん楽しくなってくる」とノリノリだった。
『駆込み女と駆出し男』は、井上ひさしの時代小説「東慶寺花だより」を原案にした時代劇。江戸時代の駆込み寺を舞台に、離縁調停人と、ワケあり女たちが織り成す笑いと涙の人情エンタテインメント作品だ。
大泉は最後に「すごく骨太で重厚感がある映画です。かなり笑えますが。いままでにないスピード感やエネルギーを楽しんでもらいたい」としっかり映画をアピールした。【取材・文/山崎伸子】