ヘンリー王子はセルフィが嫌い!観衆に撮影拒否
軍の任務でオーストラリアに滞在中のヘンリー王子は、6日に首都キャンベラに到着し、彼を一目見ようと集まった数百人の群衆に迎えられた。
集まった人々と握手を交わしたり、赤ちゃんをあやしたりして茶目っ気を振りまいていたヘンリー王子だが、10代の少女がスマホを高く掲げ、自分と王子の写真を撮ろうとすると、「ノー。僕はセルフィ(自分撮り)が大嫌いなんだ」
「真剣に、君はそういうことはやめたほうがいい。君はまだ若いけど、セルフィは本当に良くない」と一緒に撮影されることを拒否した。しかし、王子は再び少女の方に向き直り、「普通の写真を撮って」と言い、撮影に応じたそうだ。
ニューヨーク・デイリー・ニュースのサイトによれば、ファンと一緒に撮影されることを拒否したヘンリー王子を批判する声よりも、セルフィを拒否する態度に対する称賛の声が上がっているという。
メルボルン大学のソーシャル・メディア・リサーチャー、ローレン・ローズウォーンは「若い人々は、一度こういう写真をネットに上げてしまうと、それはいつまでも残るということを認識しなければいけません」
「ヘンリー王子は、たぶん誰よりもよくそのことを知っているのです」と語り、ガーディアン紙のジョナサン・ジョーンズは「セルフィのおかげで、我々は羞恥心やモラルを失いかけている」と書いている。【UK在住/ブレイディみかこ】
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