斎藤工、子供たちからの質問に回答「これが大人だよ」
BBCアースとピクサー・スタジオがタッグを組んだ映画『小さな世界はワンダーランド』の初日舞台挨拶が5月9日にTOHOシネマズ新宿で開催され、日本語ナレーションを務める斎藤工が登壇。
映画鑑賞後の子どもたちの質問に答える“特別授業”を行い、次々とあがる質問に「どんどんいきましょう」とうれしそうな笑顔を見せた。
本作は、シマリスとスコーピオンマウスという体の小さな動物の視点から、彼らが見聞きし、体験する驚きの世界を描くドラマチック・ドキュメンタリー。
斎藤は「俳優の仕事が目指すべきものがドキュメントだと思う」とドキュメンタリーへの思いを明かし、「彼らの日常に、ハリウッド映画を見ているようなすごいスケールを感じた」とすっかり小さな動物たちの世界に魅了された様子だ。
マーク・ブラウンロウ監督とも対面したという斎藤。司会から「とても優しい声で、とても素敵。いろいろなことを考えてらっしゃるプロフェッショナルな方」という監督から斎藤への賛辞の言葉が届いていることが明かされると、「それは僕が書いた台本です。その代わりに寿司をおごりました」と照れながらコメント。
多くの子どもが駆けつけた会場を見渡し、「嘘です。お子さんもいるのにすみません。大人は嘘をつくんです。公共の場で嘘をつきました」と謝罪。「これが大人だよ」と話して会場を笑わせていた。
その後、子どもたちからの質問に答えることになった斎藤。「動物は好きですか」と聞かれると、「大好きです」と答え、「小さな頃に大きな犬を飼っていて。姉から聞いた話だと、0歳くらいの頃に僕がベランダから落ちそうになったときに、犬が僕の洋服の首元をパクッとくわえて寝床にもどしてくれた。僕は犬に育てられました」と告白。
次々とあがる素直な質問に、「なんでもいいから聞いてね。質問がかわいい。普段もっとひどい質問をされているので」と終始楽しそうに笑い、ひとつひとつに優しく丁寧に答えた斎藤。女の子に「どんな男性が好きですか?」と逆質問する一幕も。「いろいろあるんじゃない?」とおませな回答を受けると、「あの子面白いですね!」と話していた。【取材・文/成田おり枝】