M・ギレンホール「ハリウッドでは37歳は年取り過ぎ」
マギー・ギレンホールは、つい最近、55歳の俳優の相手役として37歳の女優は年を取り過ぎていると言われ、役を断られたことがあったという。
マギーは「それは嫌な気持ちになったわ。そして怒りが湧いて来て、しまいには笑っちゃった」とその時の経験についてThe Wrapのインタビューで語っている。
「ハリウッドでは女優に対して本当に残念な仕打ちをいろいろするから、いつも驚かされることになるんだけど、私は37歳でしょう。私の年齢は、55歳の俳優の相手役を演じるには年を取り過ぎていると最近言われたの。信じられないと思ったわ」と明かしている。
マギーはその映画の詳細については語らなかったが、ハリウッドでは主演を張れる男優たちが高齢化する一方で、彼らの恋人を演じているのは以前として若い女優ばかりだ。
加えて、サンディエゴ州立大学のテレビ・映画界女性研究センターの調査によれば、2014年の全米興収トップ100に入った映画のうち、主役のキャラクターが女性だった作品は12%しかなかったそうだ。この数字は2013年より3%低く、2002年と比べると4%低いという。
しかしこうした状況でもマギーは楽観的だそうで、「今、多くの女優たちが素晴らしい仕事をしています。リアルで複雑な女性像を演じている。だから私は全く絶望していません。何かおもしろい仕事が来るんじゃないかと期待しています」と話している。【UK在住/ブレイディみかこ】
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