ハリウッドで恋人役の年齢差が広がりすぎ?

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ハリウッドで恋人役の年齢差が広がりすぎ?

マギー・ギレンホールが「55歳の俳優の恋人役を演じるのに37歳は年を取り過ぎ」と言われて役を断られたと明かしたばかりだが、これを受けて英紙デイリー・メールが本当にハリウッドでは主演男優と相手役の年の差が広がっているのかを分析している。

同紙の調査では、ハリウッドでは大物俳優たちが中高年になっても主演の立場をキープしているのに対し、その相手役には若い女優が選ばれるため、親子ほど年の違う俳優たちが恋人を演じるケースも珍しくないという。

例えば、『オブリビオン』(13)のトム・クルーズは50歳だが、相手役のオルガ・キュリレンコは33歳だった。また、『サード・パーソン』(13)のリーアム・ニーソンは61歳だが、29歳のオリヴィア・ワイルドとラブシーンを演じている。

コメディ映画でも、『ゲット・スマート』(08)ではスティーヴ・カレルの相手役は彼より20歳年下のアン・ハサウェイだった。さらに、『キング・オブ・マンハッタン 危険な賭け』(11)のリチャード・ギアも63歳で、愛人役を演じたレティシア・カスタは30歳年下の34歳だった。

もはや中年俳優のレオナルド・ディカプリオも、『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(13)では16歳年下のマーゴット・ロビーが妻役を演じている。

ハリウッド映画ではまだまだ女優は“主演俳優の相手役”として登場することが多いので、映画中のカップルの年齢差が広がれば広がるほど、中年女優にとっては難しい状況になる。

英紙デイリー・メール電子版には「ハリウッドはリアルな世界を反映していない。すべては作り事なのに、その嘘の世界に影響される愚かな男性も多い」「年の差があっても、男優と女優が似合っていれば関係ないと思う」「ケイリー・グラントは『シャレード』(63)でオードリー・ヘプバーンにキスするのを拒否したそうだ。いやらしいオヤジに見られたくなかったから。それが今は…」などの意見が寄せられている。【UK在住/ブレイディみかこ】

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