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綾野剛、山田孝之への厚い信頼「お前は4番バッター」

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綾野剛、山田孝之への厚い信頼「お前は4番バッター」

和久井健の同名コミックを綾野剛主演で映画化する『新宿スワン』の初日舞台挨拶が5月30日にTOHOシネマズ新宿で開催され、綾野剛をはじめ、山田孝之、沢尻エリカ、金子ノブアキ、深水元基、山田優、伊勢谷友介、園子温監督、脚本の鈴木おさむ、山本又一朗プロデューサーが登壇した。

主演として座長を務めた綾野は「自分にとって渾身の一作になったのは間違いない」と力を込め、「共演者が共犯者になってくれた。とにかく走り抜いてよかった」とキャスト、スタッフに感謝の言葉を述べた。

ステージでは伊勢谷が自撮りを始めたり、山田が黒マスク姿で登場するなど、個性派の面々が自由に振舞っていたが、綾野は「もう、みんな自由」と苦笑い。「4番バッターが集まった中で戦った」と最大の敬意を表すると、山田は「俺は4番じゃないと思うよ」と否定コメント。綾野は「お前は4番だよ」とさらに訂正し、山田への厚い信頼感を明かしていた。

ヒロインとなる風俗嬢・アゲハ役を沢尻が演じている。綾野は「もう、エリカ様じゃない。この10年間の中で、一番かわいい沢尻エリカが見られます。エリカちゃんと呼ばれるようなかわいさ」と沢尻のアゲハ役を絶賛。伊勢谷が「10年でいろいろあったんだね」と突っ込むと、沢尻も照れ笑いを見せ「かわいらしさを大事に演じた。うれしいです」と話していた。

地方キャンペーンでも沢尻が現場を盛り上げる一幕もあったとか。綾野は「福岡に沢尻が来てくれて。スタッフで飲んだときは、沢尻の作ったお酒を飲みながらいい時間を過ごした」と述懐。園監督も「男の色気と女の色気が交差して、スパークしてぶつかる。激動のドラマになった」とキャストを称えながら、完成作をアピールしていた。

和久井健の人気コミックを鬼才・園子温監督が映画化した本作。のし上がるために新宿にやってきた白鳥龍彦(綾野)が、スカウト稼業に足を踏み入れ、正義感と優しさを武器に闇の勢力に立ち向かう姿を描く。【取材・文/成田おり枝】

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