松山ケンイチ、「SABU監督が大好き」と熱烈告白

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松山ケンイチ、「SABU監督が大好き」と熱烈告白

SABU監督最新作『天の茶助』(6月27日公開)の完成披露舞台挨拶が6月2日に新宿ピカデリーで開催され、松山ケンイチ、大野いと、大杉漣、伊勢谷友介、玉城ティナ、SABU監督が登壇。松山がSABU監督への強い思いを明かした。

本作は、人間の女性に恋してしまった天界の住人が、その命を救うために、下界へと降り立って騒動を繰り広げる痛快エンタテインメント。沖縄ロケで描かれる美しい映像も見どころだ。松山は「みなさんがイメージしている沖縄とは違う、沖縄が舞台となっています」とコメント。「沖縄市のみなさんの協力があってでき上がった作品」と感謝の気持ちを明かした。

映画初出演となった玉城は「映像のお仕事と普段のお仕事は違うので、緊張していた」と挨拶。伊勢谷が「嘘ですよね」、大杉も「堂々としていました」と現場での堂々とした佇まいを絶賛すると、玉城は「ありがとうございます」とニッコリ。「地元である沖縄で映画に携われたことは、本当にうれしいなと思います」と出身地を舞台とした映画でのデビューに感慨深い表情を見せていた。

松山にとって、SABU監督とタッグを組むのは『うさぎドロップ』(11)以来4年ぶりのこと。松山は「SABUさんが大好き」と熱烈告白し、「『うさぎドロップ』のときに、熱中しすぎちゃって。監督がOK出したのに、『もう一回やらせてもらえますか』と言ったことがある」と前作の撮影時を述懐。

こだわった役者が監督に、『もう一回やらせて』と言うことはよくあるそうで、松山は「『そういうとき、監督はどうするんですか?』と聞いたことがあるんです。そうしたら、『やらせて、編集のときに切る』と言っていた。なんてまっすぐで正直な人なんだと思った。信用できる」と明かして、会場も大爆笑。

SABU監督とは30年来の仲だという大杉も「SABUさんの嘘をつかないところが大好き。いろいろな意味で信用している監督」とラブコール。熱い愛を受けたSABU監督だが、「僕は正直です。みんな嘘つきかなと。特に大杉漣は」と大杉をからかうなど、仲の良い様子を見せていた。【取材・文/成田おり枝】

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