癒し系時代劇『猫侍』劇場版第2弾は9月5日に公開決定
北村一輝扮する斑目久太郎が白猫・玉之丞(たまのじょう)とコンビを組む「猫侍」シリーズの劇場版第2弾『猫侍 南の島へ行く』が、9月5日(土)から公開されることが決定した。
「猫侍」は、2013年10月に第1弾のドラマ版が放送、2014年3月に第1弾の映画版が公開された、“動物癒し時代劇”として人気を博した時代劇。“人斬り”と呼ばれた寡黙な浪人剣士・斑目久太郎が、ある日、「猫を斬れ」と依頼されるものの、そのつぶらな瞳に“やられて”しまう。そして、斬るはずのネコだった“玉之丞”と生活を共にすることになり、久太郎の生活に変化が訪れるというストーリー。
前作の映画版は、2014年3月1日、全国62館でのスタートとなった。だが、幅広い客層を動員し、興行収入約2億1000万円となる大ヒットを記録。2014年7月、アメリカ・ニューヨークで開催された、北米最大の日本映画祭「第8回JAPAN CUTS~ジャパン・カッツ!」では、北村が、世界を魅了する業績を残した俳優に与えられる賞「CUT ABOVE Award for Excellence in Film」を受賞、ニューヨーカーがこぞって「『猫侍』サイコー!」と大絶賛した。
今作は、久太郎の姑・タエ(木野花)が、四国・土佐藩の剣術指南役の話を持ち帰って来るところから物語が始まる。単身赴任に気乗りしないながらも、久太郎は玉之丞を連れて土佐藩へと旅立つ。だが、船着き場を目前に、謎の忍者(木下ほうか)に荷物を盗まれ、分身の術に惑わされている間に四国行の船が出発。実はその忍者は、久太郎と娘・お静(横山めぐみ)の離縁を目論むタエが裏で手を引いていた。
それでも小舟を「れんたる」して土佐を目指す久太郎は、空腹やゲリラ豪雨に耐えて島を発見。「四国だ、土佐だ」と喜んだのも束の間、それは島ではなく巨大なクジラだと分かる。
第2弾の映画公開を前に、北村は「今作は原案・脚本から携わり、試行錯誤しながら皆で作り上げた作品です。時代劇というハードルを壊そうとか、かなりぶっとんだ内容になっています。南の島で繰り広げられる、奇想天外な出来事が満載の映画に仕上がりました。笑いと癒しの動物時代劇を劇場で、家族一緒にお楽しみください」とコメントを寄せた。
今作は玉之丞の恋の相手として黒猫が登場するなど、思わずホッコリしてしまうシーンも。スタッフが「やり切った!」と断言するほどの今作も、公開が待たれる。
2015年9月5日(土)から全国ロードショー