「J・ムーアは最も偉大な女優の1人」と共演者が絶賛
ジュリアン・ムーアが第87回アカデミー賞主演女優賞を受賞した映画『アリスのままで』(6月27日公開)。本作で彼女と共演したアレック・ボールドウィンが、ジュリアン・ムーアを最上級の褒め言葉で称賛している。
若年性アルツハイマー病に侵されていく言語学者・アリス(ジュリアン・ムーア)の苦悩と、彼女と家族の絆を描く本作。自分自身が誰だかわからなくなるほどに記憶を失っていくアリスを、献身的に支える愛情深い夫・ジョンをアレック・ボールドウィンが演じている。
彼が本作に出演するきっかけを作ったのは、実はジュリアン・ムーアだったという。「脚本をジュリアンが送ってきてくれたんだ。彼女とは長年親交があって、テレビドラマで恋人役として共演したこともある。だから、彼女から本作への出演を打診された時は、ずっと共演を望んでいたからとても嬉しかったよ」。
作品ごとに印象深い役をこなしてきた彼女の魅力について、アレック・ボールドウィンは「映画人として数々の名作を手がけた女性だからね。誰もが憧れる女優で人間としても尊敬できるんだ。まさに過去40年で最も偉大な女優の1人だよ」と語る。
これまでに『恋するベーカリー』(09)でメリル・ストリープと、『ブルージャスミン』(13)でケイト・ブランシェットと共演するなど、ボールドウィンは名だたるオスカー女優たちと共演してきたが、そんな彼にしてみても今回のジュリアン・ムーアとの共演も意義深いものとなったようだ。
「素晴らしい人間との共演こそ、俳優業の醍醐味」と語るアレック・ボールドウィンが、絶大な信頼を寄せているジュリアン・ムーア。彼女は『アリスのままで』で渾身の演技を披露し、女優史上初となるオスカー&世界3大映画祭の制覇を達成した。家族や大切な人を想う気持ちがあれば、彼女の熱演にきっと涙してしまうことだろう。【トライワークス】