おのののか、ビール売り子時代の経験を活かして絶叫?

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おのののか、ビール売り子時代の経験を活かして絶叫?

現在バラエティ番組などで活躍中のタレント、おのののか。明るく元気なイメージの彼女が、本格的な演技に初挑戦した映画が、人気ホラーシリーズの最新作にして完結編となる『呪怨-ザ・ファイナル-』(6月20日公開)だ。いつも笑顔で元気いっぱいの彼女だが、絶叫ホラーで見せる表情とは…?インタビューでそのこだわりを語ってくれた。

おのが演じるのは、“俊雄くん”の従妹である女子高生の玲央。「前作『呪怨 終わりの始まり』は友達と映画館に見に行きました。『呪怨』は幼い頃から見ていた作品で、トイレやお風呂に入ってると、お兄ちゃんが外で(伽椰子の)“あ゛あ゛あ゛あ゛…”という声(?)を真似していて…昔はとにかく恐怖しかなかったんですけどね」と、幼いころから見ていたという本作の思い出を口にした彼女。出演が決まった時は、「あの『呪怨』に出られる!」とうれしかったそう。

ホラー映画の撮影では、事前にお祓いなどは行うものの、怪奇現象が起きてしまうというケースも少なくないが、今回の撮影ではどうだったのだろう?「私が部屋で勉強しているシーンで、誰もいないはずの扉のほうにおかしな影が映っていたらしいんです。私が知っているのはそれぐらいだけど、もしかしたら他にもあったかもしれません…」。自宅での金縛り経験こそあるものの、霊感はそんなに強くないのだとか。

そんな本作の撮影では約10日間、朝から夜まで撮影漬けの毎日だったが、新たな発見もあったという。「映画は何日間も撮影が続くので、スタッフさんと一緒に作っていく感覚があって、徐々に結束力が高まっていくところがすごく楽しかったです。バラエティのお仕事の楽しさとまた違う達成感でした」。本作で得られた充実感から、映画へ挑戦する気持ちを新たにしたと語ってくれた。

かつては東京ドームでビールの売り子のアルバイトをしていた事でも知られるおの。売り子時代の経験が本作でも活かされていたとか。「ビールいかがですか~って大きな声で叫んでいた事もあって、叫ぶシーンも大丈夫でしたよ。普通の人よりもノドは強いかもしれませんね。あと、背負うビールのサーバって結構重いんですよ。だから、俊雄くんが背中にのっかかるシーンもそんなに重く感じなかったです(笑)」

同じ事務所に所属する女優の菜々緒に憧れているという彼女。「菜々緒さんがやっていたような悪役も挑戦したいですね。あとは恋愛依存症のヒロインとかコメディとか、とにかく個性的な役を演じてみたいです」。本作で演じる楽しさを知ったというおのののかの“女優”としての今後が楽しみになった。【取材・文/トライワークス】

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