B・アフレックとM・デイモン、FIFA汚職事件を映画化?
ベン・アフレックとマット・デイモンがFIFAをめぐる一連のスキャンダルを映画化する交渉に入ったと業界誌The Hollywood Reporterが伝えている。
ワーナー・ブラザースが、近日出版予定のBuzfeed記者ケン・ベンシンガーの新刊「Houses Of Deceit」の映画化権を獲得し、ベンとマットがプロデュースを担当する交渉に入っているらしい。
同著はFIFAの元幹部たちと北中米カリブ海サッカー連盟(CONCACAF)事務局長チャック・ブレイザーが関与した一連の汚職事件を描いたもので、The Hollywood Reporterによれは、ベンとマットの交渉成立は秒読みだという。同作のメガホンを取るのは『プライド&グローリー』(08)のギャヴィン・オコナー監督で、脚本は『ウォーリアー(原題)』(11)で同監督とコラボしたアンソニー・タンバキスが執筆する。
一方、FIFAの出資で製作された同組織の歴史と伝説を描く映画『United Passions』が今月上旬に米国で公開されたが、スキャンダルが続々と報道された時期と重なったため、公開週末の興行成績は607ドル(約7万5000円)と歴史に残る大コケを記録。
「見ている方が恥ずかしくなるほどの自画自賛」「鑑賞に耐えない映画」と評論家にも酷評され、IMDbの同作のページでも2349人のユーザーからの評価平均が10点中2点と稀に見る不評映画になっている。【UK在住/ブレイディみかこ】
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