シュワが『ターミネーター』で来日!新ヒロインを絶賛
アーノルド・シュワルツェネッガーが12年ぶりのシリーズ復活を果たした『ターミネーター:新起動/ジェニシス』(7月10日公開)を引っさげて来日。7月5日にパークハイアット東京で記者会見が開催され、新たにヒロインのサラ・コナーを演じたエミリア・クラークとともに登壇。「日本に戻って来られてうれしい」と満面の笑みを見せた。
シュワルツェネッガーは、ボディビルダー、俳優、政治家としても「日本に来るたびに私は成功を収めている」とにっこり。「何を言いたいかというと、アイ・ラブ・ジャパンだ」と話して、会場を喜ばせた。一方、新たにヒロインのサラ・コナーを演じたエミリアは初来日。「想像していた以上に素晴らしい国。映画と共に日本に来られてラッキーだし、シュワルツェネッガーの隣に座っていることもとてもラッキー」と笑顔を弾けさせた。
本作は、シリーズ全世界累計興行収入約1680億円以上を超えるSFアクション映画の金字塔『ターミネーター』シリーズの最新作。シュワルツェネッガーは、演じるT-800ターミネーターを「破壊もするけれど、プロテクトもするキャラクター。特に今回のT-800はプロテクトという面が強調された。サラ・コナーと過ごす時間が長かったために、人間性が強いんだ」と分析。「人類を守ると同時にマシーンであるという葛藤があり、それが驚異的なアクションを生み出している」という。
大きな見どころとなるのが、T-800同士が戦うシーンだ。「素晴らしいアイディアだと思ったよ。同じモデルのロボットだけれど、プログラム内容が違うふたつのロボットが戦うんだからね。あのシーンの撮影には4日間かかったんだ」と明かしたシュワルツェネッガー。「出来上がったものを見たときはびっくりしたよ」というが、67歳となった今でも若々しい肉体を保っているのは驚きの一言。「今でも毎日、トレーニングを欠かさないよ。今日も5時半に起きてみっちりホテルのジムでトレーニングしたよ」とその秘訣を明かしていた。
T-800とサラが父娘のような絆を育む本作。エミリアは「T-800とサラの関係は、まさにシュワルツェネッガーと私の関係だった」と述懐。シュワルツェネッガーも「サラとT-800の関係が胸を打つ。それが映画に期待以上の力を与えている。エミリアという素晴らしい女優さんと、いい仕事ができて非常に満足しているんだ」と新ヒロインにもゾッコンの様子だった。【取材・文/成田おり枝】