市原隼人も大爆笑!『ROOKIES』“裸のつきあい”にツッコミ
5月30日(土)の公開を前に、各所でROOKIES旋風を巻き起こしている二子玉川学園高校野球部(通称ニコガク)の面々9名が名古屋に上陸。映画『ROOKIES 卒業』を、好珍プレーを織りまぜながらアピールした。
この日、ニコガク野球部率いる川藤役の佐藤隆太を始め、市原隼人、城田優、高岡蒼甫、佐藤健といった旬の俳優の登場に報道陣の熱視線が注がれる中、最初に勢いよく会場入りしたのは、なんと平っちこと平塚役の桐谷健太。
川藤のトレードマークである黒いジャンパーを着た彼は、腰かけた前列中央の席で川藤に成りきっている様子。そしてまさに最初の挨拶を始めようとした瞬間、背後に座っていた佐藤隆太から「違いますから!」とのツッコミが入り、会場は大爆笑! 劇中同様のムードメーカーぶりで会見を大いに盛り上げていた。
仕切り直した所で、佐藤隆太が「熱くて力強い『ROOKIES』らしい作品になりました」と語ると、安仁屋役の市原隼人も「今回、ニコガク野球部にふたりの新入部員が入部してきて、メンバーの新たな一面が見られます。もうヤバイっす!」とニッコリ。
会見中印象的だったのが何度も登場した「このメンバーじゃなかったら……」との言葉。若菜役の高岡蒼甫が「みんなで一緒に風呂に入って裸と裸のつきあいができたのが大きいです」とニコガク流“絆”の結び方を伝授するも、直後に「なんといっても、みんなの“ピィー”が……」と暴走。すかさず周りのメンバーが「テレビ、テレビ!」とツッコミで“フォロー”し、息のあったチームプレーで場を沸かせた。
さて、野球と言えば好プレーに珍プレーというコトで、新庄役の城田優が「桧山(川村陽介)と平っち(桐谷)が険悪なムードになるシーンがあるんですけど、『おい平塚テメェ』と本気で怒っている川村くんに対して、桐谷くんが『ちょっとどうしよう』みたいな芝居をしているんですけど、その動揺した顔に耐えきれず川村くんが吹き出して何度もNGを出したんです。あれはまさに名古屋コーチン(好珍)プレーでした」と爆笑のエピソードを披露。
好プレーヤーの栄冠を手にした桐谷は「もちろん僕は笑わそうと思って演じていた訳じゃないですよ。普通に平塚を演じているだけなのに、周囲からは滑稽に見えてしまうんです。でもあんなに笑われるとは思いませんでした」とコメント。
一方、珍プレーヤーとなった桧山役の川村は「撮っているうちにどんどん彼の演技がエスカレートしていくんですよ。画面に映ってないメンバーが大爆笑する中、笑っちゃいけないと必死で我慢してるのに、変なタイミングで(何かしら)かましてくるので、笑っちゃうんです」と苦笑。それに対し桐谷は「何度も撮っていると前のを越えたくなるから、ついつい上乗せしようと思ってしまうんですよ」と抑えられない役者魂を力説した。
熱血教師に率いられ、再び甲子園を目指すニコガクナインたちの熱い夏を描いた『ROOKIES 卒業』。ニコガク最大のライバル笹崎高校との対決はもちろん、メンバーたちの卒業までが描かれる。泣いても笑ってもこれが見納め! 熱い夏の幕開けにピッタリの1作だ。【MovieWalker/大西愛】