最年少でノーベル平和賞を受賞した少女の素顔が明らかに
「一人の子供、一人の教師、一冊の本、一本のペンで世界を変えることができる」という国連演説スピーチで世界中を感動させ、2014年にノーベル平和賞の最年少受賞者となった17歳の少女マララ・ユスフザイ。彼女の素顔を描いたドキュメンタリー映画『He Named Me Malala』が、『わたしはマララ』として12月11日(金)に日本公開されることが決定した。
学校を経営する詩人の父と、父とは対照的に文字の読めない母の長女として生まれ、マララと名付けられた少女。パキスタンのスワート渓谷で生まれ育った彼女は、BBCのために匿名で、タリバンに支配されたスワート渓谷の教育事情や生活についてブログを書き始める。しかし、タリバンの標的となってしまい、2012年にスクールバスで友人と下校途中だったところを銃撃され負傷してしまう…。
本作は、当時15歳だったマララがスクールバスで下校途中に銃撃された衝撃的な事件とともに、マララの出生、父がその名に込めた想いと彼女の生い立ちを追っていく。ブラッド・ピットやロジャー・フェデラーが好きな“普通”の女の子が、なぜ教育のために運動し、タリバンに撃たれたのか?第79回アカデミー賞で長編ドキュメンタリー映画賞を受賞した『不都合な真実』(06)のデイヴィス・グッゲンハイム監督がメガホンをとり、その素顔に迫る。
『スラムドッグ$ミリオネア』(08)、『(500)日のサマー』(09)、『ブラック・スワン』(10)、そして第87回アカデミー賞で作品賞を受賞した『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』(14)など、これまで作家性の強い作品を世に送り出してきたFOXサーチライトとしては、本作が初のドキュメンタリー映画となる。【Movie Walker】
作品情報へ