カーラ・デルヴィーニュがモデル引退を宣言
英国のファッション・アイコン、カーラ・デルヴィーニュがモデル業から引退することを宣言した。本人が英紙タイムズのインタビューで明らかにしたもので、カーラは「ファッションの仕事はもうしません」と明言している。
23歳のカーラは、若手トップモデルとして君臨してきたが、モデルとしてのキャリアを通じて、一定のスタンダードな体型を厳しく要求され続けてきたため、いつの間にか自分の体を憎悪するようになったと明かしている。
「しばらくモデルの仕事をやった後で、自分の中に穴が開いているような気分になった。それは人間として私を成長させなかった。自分がどんなに若いかということを忘れてしまった。とても年を取った気分になった。私はちょっとしたフェミニストだから、気分が悪くなってくる。それは恐ろしいことで、とてもひどいこと。働いているのは若い女性たちなのに、ほんとうに若い年齢から始めて、あまり良くないことを経験させられる」とカーラは同紙に話している。
Entertainment Weeklyによれば、カーラは2010年頃からモデルとしての仕事をしてきた。シャネルのカール・ラガーフェルドのお気に入りのモデルとして知られ、トム・フォードやバーバリーなどの広告モデルを務めてきた。『PAN ~ネバーランド、夢のはじまり~』(日本10月31日公開)や『Suicide Squad(原題)』など、今後2年は出演映画がたて続けに公開される予定のカーラは、引退後は女優業に専念するつもりだという。【UK在住/ブレイディみかこ】
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