大島優子のツッコミに大倉孝二タジタジ!?【対談・後編】
(【対談・前編】からの続き)
――映画の後半に2人のラブシーンがありますが、仲が良かっただけに気まずくなかったですか?
大島「気まずさ…特になかったですね」
大倉「でもこの映画が公開したら大島さんのファンに恨まれそうで、かなり危機感があります」
大島「嘘だー。絶対に思ってないでしょ(笑)」
大倉「まあラブシーンに関しては時間が短かかったので、もう少し長くしてほしかったなっていう監督に対する不満はあるかな(笑)」
大島「ははは(笑)」
――演じたキャラクターと同じように、現場でも大倉さんがボケで大島さんがツッコミのような関係性だったんですか?
大倉「ツッコミというか、大島さんにずっとイジメられていたんですよ。いろいろショックなことを言われて、傷ついて…。そして成長しました(笑)」
大島「成長…(笑)。私、大倉さんととても良いコンビだと思うんです」
大倉「ヒドいなと思ったのは、大阪のキャンペーン。大島さんとタナダ監督が2人で大阪へ行くことになっていたんですけど、前日のロマンスカーでのイベントの時に大島さんから『明日はなにしてるんですか?』って聞かれて『休みだけど…』って答えたら、本当にロマンスカーが揺れるくらいの大ブーイングで」
大島「私と監督が大阪に行くのに、大倉さんが来ないのはおかしいなと(笑)。ブーイングではなくてビックリしただけです」
大倉「それで結局、僕が自腹で大阪に行くことになったんです。これヒドいと思いませんか?でも、大島さんも悪いことしちゃったと思ってくれたのか、プロデューサーが新大阪の駅まで迎えにきてくれましたね」
大島「まさか来てくれるとは思いませんでした。大倉さんって人間の鑑ですね、本当に(笑)」
――公開を目前に控えて、お互いになにか言い残したことはありますか?
大島「じつは私、大倉さんを許せないことがひとつあるんですよ」
大倉「えっ、なに?」
大島「大倉さんって、大きなスクリーンで自分の姿を見たくないから、出演した作品はDVDで見るらしいんですよ」
大倉「うん、見るのが恥ずかしいからね」
大島「でも今回の現場はみんな仲良くなれたし、一緒に試写で見ましょうねって約束したんです。それで当日、楽しみにしていたのに…」
大倉「どれだけ言っても信じてもらえないと思うけど、あの日は整体の時間が押しちゃって…。本当に覚悟を決めていて、嫌々ながら見るつもりでいたんですけど…」
大島「そうだったんですか?いま、初めて知りました。結局、来てくれなかったですし…」
大倉「まあ、結果的にはね(笑)」
大島「結果が大事なんです!!」
【取材・文/トライワークス】