D・ベッカム、ファンのプレッシャーで次期ボンドに?
デビッド・ベッカムが、次期ジェームズ・ボンド役に名乗りを上げる可能性が浮上している。ミラー紙が報じたもので、「デビッドはファンからの度重なる嘆願とプレッシャーを受けて、真剣にボンド役を引き受けることを考え始めている」という。
デビッドはサッカー界を引退した後、映画界のドンから俳優の道を切望されていたが、未だに正式にキャリアを決めていない。しかし、来年公開のガイ・リッチー監督作『Knights of the Roundtable: King Arthur』に起用されたことについて、「ガイと僕とは親友だし、僕のことはよくわかっている。僕が出演してダメになると思ったら、僕を起用しないと思うんだ。13ものセリフを与えられたんだけど、十分に準備はしたつもりだ。ガイと誰かが来て、撮影前には毎日1時間リハーサルした。緊張はしたけど、スポーツ選手も鼓動が早くなるのは演技と同じだよ」
「多くのスポーツ選手やセレブが、本業を引退して演技をして失敗したのをたくさん見てきた。役者は大変な仕事だ。かなりのスキルや訓練も必要だから、何の下積もなく焦って先に進もうとは思わない。もっと学んで、練習もたくさんしなければね」とザ・タイムズ紙に語っている一方で、「僕は有名人だから、批判には慣れっ子」と、批判を跳ね返して演技の道に進むのではないかと思わせる発言をしている。
第21作『007 カジノ・ロワイヤル』(06)から6代目ボンド役を務めているダニエル・クレイグは、第24作となる『007 スペクター』(全米11月6日公開)後、第25作まで契約をしている。しかし先日、英エスクワイア誌のインタビューで、ダニエル本人が、次回作に意欲的でないことを明かしていた。
いずれにしても26作目には新たなボンド役が必要になることから、プロデューサー側も既に新たな次期ボンド俳優探しを始めていると言われている中で、『X-MEN』シリーズの撮影とかち合ったために、当初オファーを断っていたヒュー・ジャックマンが、早くも名乗りを上げている状況だ。
長男のブルックリンが、既に大手エージェントと契約を交わして俳優を目指すと噂されている中、父デビッドは果たして俳優に転身するのか?今後の動向が注目を集めている。【NY在住/JUNKO】