桐谷健太、早見あかりが語る「MOZU」スピンオフドラマ
西島秀俊主演の人気テレビドラマ「MOZU」のスピンオフドラマ「MOZU スピンオフ 大杉探偵事務所~砕かれた過去編」の制作発表記者会見が、9月18日に帝国ホテルで開催。桐谷健太、早見あかり、浦井健治、羽住英一郎監督が登壇し、「MOZU」プロジェクトの新たな作品「大杉探偵事務所」について語った。
ドラマ「MOZU」や『劇場版MOZU』(11月7日公開)も手掛ける羽住監督は、今回のスピンオフドラマ製作の経緯をこう語った。「『MOZU』はTBSとWOWOWでやってきて、非常にコアな作りをしていて、どっぷりハマっていただいた方もいれば、わかりにくくて脱落してしまった方もいるかもしれない。だから別の角度から入っていける新しい玄関があると良いなと思いました」。
ハードなアクションシーンが話題の「MOZU」シリーズだが、今回の桐谷は、雨降らしのなかで香川照之と浦井と交えたアクションが大変だったと激白。「雨降らしのシーンは何度か経験しているけど、あそこまで朝からずっと降り続けるのは初めて。雨が目に入り、見えなくなったりして。浦井くんは『本気で来てください』と、『俺もがっつり来てください』って感じでしたが、家に帰ったら、何でこんなに(体が)痛いんやろ、血が出てるやん!というのはありました」。
浦井も「指がプールに入った後、ふやけているみたいな感じになって。桐谷さんに『蹴っていいですか?』と言ったら、『がっつり来いや』と言われて。本気でやったら『いや、いまだと言ってない』と言われました」と苦笑い。桐谷は「だって、段取りで、いつ蹴るかという話をする前に来たので」と突っ込み、会場は爆笑の渦となった。
早見は、一人二役で双子の姉妹を演じた。「姉はお天気キャスターなので、ちょっと声を高くしました。妹はメイクも衣装も全くがらっと変わって、全く別物だったので、逆に演じやすかったと思います」。
「MOZU」の新たなラインナップとして加わる「MOZUスピンオフ 大杉探偵事務所」。WOWOW、TBSで各1本、計2本のドラマが共同制作、オンエアされる。主人公は、「MOZU」のテレビシリーズで主人公・倉木(西島秀俊)や美希(真木よう子)と共に事件解決に奔走した熱い刑事・大杉良太(香川照之)。このドラマでは、警察を辞めて探偵事務所を開設した大杉の活躍を描く。【取材・文/山崎伸子】