ヘンリー王子がラグビーW杯開幕式の映像に登場!
ロンドン五輪ではエリザベス女王が007俳優のダニエル・クレイグと共に開会式で上映された映像に出演して大きな話題になったが、今度はヘンリー王子がイングランドで開催中のラグビーW杯の開幕映像に出演して英国民を驚かせた。
ヘンリー王子は、「ラグビー界のデビッド・ベッカム」と呼ばれる元イングランド代表選手ジョニー・ウィルキンソンと共に庭師の役でカメオ出演した。
映像はラグビーの発展を短いストーリーにしたもので、少年がフットボールを脇に抱えて走り去っていく姿を見た庭師の扮装のジョニーが「彼は何をしているんだ?」と言うと、脇で地ならしをしているヘンリー王子が「気にすんな、ジョニー。あんなの絶対に流行らない」という台詞を話している。
映像が開会式で放送されると、ヘンリー王子の台詞で8万2千人の観客から笑い声が沸き起こり、観戦席に座っていたウィリアム王子とキャサリン妃も笑っていたと英紙デイリー・メールが伝えている。
ヘンリー王子は映像が放送された後、檀上でスピーチを行い、「ラグビーワールドカップ2015が、現在プレーしている選手たちや、新たにラグビーに関心を持った人々、そして未来の世代に大きな刺激を与えることを期待している」と話した。
ツイッターには「ヘンリー王子、素晴らしいスピーチ!」「ラグビーワールドカップの開会式というだけでもエキサイティングなのに、ヘンリー王子のヒゲ面でさらに興奮させられた」「ヘンリー王子がいい仕事をしている」などのファンからのコメントが殺到したと英紙デイリー・メールが伝えている。
ヘンリー王子はイートン校の学生だった頃から自らラグビーをプレーしてきた。ちょうどウィリアム王子とデビッド・ベッカムが組んでイングランドへのサッカーW杯招致キャンペーンを行ったように、ヘンリー王子はジョニー・ウィルキンソンと組んでラグビーワールドカップ2015のイングランドでの開催に向けてPR活動を行って来た。
ヘンリー王子とウィリアム王子夫妻は、今後も複数の試合を観戦する予定になっているそうだ。【UK在住/ブレイディみかこ】