中島裕翔、菅田将暉が釜山国際映画祭に登場!
NEWSの加藤シゲアキが芸能界の嘘とリアルを描いた問題作を、Hey! Say! JUMP中島裕翔の主演で行定勲監督が映画化した『ピンクとグレー』(16年1月9日公開)。第20回釜山国際映画祭 A Window on Asian Cinema部門に出品された本作の公式上映が行われ、上映後のQ&A舞台挨拶、海辺での記者会見に主演の中島と菅田将暉、そして行定監督が登壇。世界中から詰めかけた観客の声援に応えた。
公式上映後の舞台挨拶で大きな拍手に迎えられた3人。グレーのスーツをかっこよく着こなした中島と、パープル色のスーツにピンク色の髪色の菅田というまさに映画タイトルのピンクとグレー姿で観客を魅了。現地入りする前に同じHey! Say! JUMPのメンバーである山田涼介から韓国語を教えてもらったという中島が韓国語で挨拶し、菅田も続けて韓国語を披露すると、観客からは驚きの声とともに歓声が上がった。
質疑応答では次々に手が上がり、注目度の高さが伺えた本作。劇中にある激しいベッドシーンについて尋ねられた中島は、「激しい場面でしたね(笑)。大変でした。(自分の唇に)リップグロスがとても塗ってあったので、(相手役の夏帆さんの唇が)べったべたになってしまいました」と秘話を披露。
また、原作者の加藤シゲアキが事務所の先輩ということもあり、そのプレッシャーについて尋ねられると、中島は「原作は読んでいたのですが、先輩のデビュー作である小説の映画化であり、また僕にとっても初出演映画だったので緊張しました。撮影中盤にさしかかった頃、加藤くんがお弁当の差し入れをしてくれたことがあったんです。その時、僕が『この役、難しくてどうすればいいでしょう?』と相談したら、『実際に悩んでいるのがスクリーンにでるからそのままでいいんじゃない』と言ってくれました」と明かした。
最後に中島は「皆さんに、こうして観てもらえるというのは光栄です」と語り、菅田は「うちの裕翔をよろしくお願いします!」と中島をアピール。会場からは日本語で「かっこいい」という声援が上がり、会場は温かい拍手に包まれた。
そして、Q&A終了後にビーチへ移動し、海外の記者も含め100名程の報道陣が詰めかる中で海辺でのトークイベントに参加した3人。中島は「僕の初出演の映画がこの『ピンクとグレー』で本当によかった。監督が行定勲監督で、共演の俳優の皆さんも、今をときめく方ばかり。本当に、『ピンクとグレー』に出演出来て良かった」と万感の思いで初主演作の撮影を振り返った。
菅田は「(中島とは)公私ともに仲良くさせてもらっています。素敵なのは、愛嬌かな。品がある。ただ可愛い人は沢山いますが、チャーミングなだけではなく、品があって高級食材みたいな感じ(笑)。クリエイティブ意識を刺激されます。いろいろさせたくなる魅力が彼にはあると思います」とそんな中島を絶賛。
行定監督も「青春映画を撮る機会がないと思ったけど、この2人に決まったら、すごくポテンシャルが高い。演技の中の自由を勝ち取っていく姿に日本映画の誇りを感じて、自分の背中を押されたような気持ちになった。自分の中で手ごたえのある作品になりました」とふたりの演技に太鼓判を押した。【Movie Walker】