コスパ最高!TIFFに登場した絶品コラボメシを実食
10月22日より開催中の第28回東京国際映画祭。その一企画として、2014年度より実施されている「東京映画食堂」には、老舗の有名店や予約が数か月先まで埋まっている人気店のトップシェフ5名が参加。とはいえ、しょせんイベント的なコラボメニューでしょ?と思いきや、これが“コスパ最高”の絶品メシ揃い。ガチで驚いたそのメニューの数々とは……?
ミシュラン 三ツ星の名店「鮨よしたけ」の“うにプリン”が1000円で!
まず最初に紹介するのは、一瞬言葉を失うほど絶品だった「鮨よしたけ」の“うにプリン”(1000円)。甘いとうもろこしのソースがかかった3層仕立てで、和食だけに想像しがちな“茶わん蒸し”とは似て非なる食感だ。店主の吉武正博氏によれば「茶わん蒸しは全卵だけど、これは卵黄のみだから。同じ“卵”なので、うにとは相性がいいんですよ」とのことで、ねっとりとした滑らかな食感はまさにプリン!
「鮨よしたけ」では、夏の定番としてコースの中の1品として提供されているそうで、この価格で単品だけで味わえる機会は(きっと)今回だけ。同店では、ほかに“鯖の玄米棒ずし”(1000円)、“十六穀米の焼きリゾット 魚介のソース エゴマの香り”(1000円)も楽しめる。
見た目にも“秋”を感じさせる「一凛」のお出汁が香る温かなお献立4品!
続いて、同じ和食から「一凛」の“黒毛和牛・二色の牛肉重”(1000円)を実食。つやっつやな肉厚ローストビーフにまず目を奪われるが、牛肉の旨味も封じ込めたカツオ出汁のあんがたっぷりかかっていて、そのつゆだくゴハンが意外なほどあっさり!
「和食は季節を感じていただく料理ですから」と、撮影にもポーズで応対してくれたのが、「一凛」の橋本幹造氏。季節柄、肌寒いかもしれないという心遣いもあってメニューに取り入れたという“豚汁の白味噌仕立て”(500円)をはじめ、醤油の香りが引き立つ“鶏の竜田揚げ”(大500円/小300円)や“彩り鮭弁当”(950円)など、親しみやすいメニューが並んだ。
“ムートン・カデ(ボルドーワイン)”と一緒に!「レストラン タテルヨシノ」の絶品フレンチ
取材中、多くの女性客が列を成していたのが「レストラン タテルヨシノ」のキッチンカー。我々が実食できた“ビーツのボルシチ仕立て”(500円)のビジュアルを見て、それも納得。ビーツの鮮やかな赤紫色のムースはふわふわの食感で、その下にはお肉のエキスが詰まったゼリーが!
残念ながら、取材中で飲めなかったが、同店のキッチンカーでは赤ワイン(ムートン・カデ・ルージュ・キュヴェ・カンヌ2013)も1杯300円で販売。ナイフなしでも食せる“牛ホホ肉の赤ワイン煮 バターライス添え”(1000円)や、フォワグラを水あめでコーティングした“シュープリーズ ド フォワグラ”(900円)、“栗のクリームスープ”(400円)と、目にも美しいフレンチは、多くの注目を集めていた。
京都発信の人気店「イル ギオットーネ」の食感も楽しい和×イタリアン!
テーブルに置いた瞬間、柚子が(本当に)香り立った「イル ギオットーネ」の“サーモンと水菜のタリオリーニ 黄柚子の香り たっぷりのいくらをのせて”(1000円)だ。見た目以上に、柔らかいサーモンとシャキシャキの水菜、いくらのぷちぷち感と、食感が楽しく、柚子のせいかイタリアンというより、和風パスタのよう。
このほかにも、“お揚げが入った野菜いっぱいのミネストローネ”(500円)など、“京都発信”のイタリアンというだけあって、和の食材をふんだんに盛り込んだメニューが。デザートの“ソイティラミス”(500円)も用意されており、ミニコースとして3品ともペロリといけそうだった。
4品すべてワンコイン!中華の名店「広東名菜 赤坂璃宮」は飲茶としても!
赤坂の中華の名店「広東名菜 赤坂璃宮」は、4品すべてがワンコインという大盤振る舞い。“中国風ハンバーグのせ蒸しごはん”(500円)のハンバーグは、蒸した豚肉がふかふかの食感で実にあっさり。中華風のタレがかけられたご飯との相性も絶妙で、箸休め的なザーサイの効果もあって、箸の止まらない1品だ。
お腹も満たせる丼以外にも、「璃宮特製窯焼きチャーシュー入り肉まんじゅう」(500円)や「香港風特製シュウマイ」(500円)、「果肉たっぷり璃宮特製マンゴープリン」(500円)という充実の4品。小腹がすいたときにつまめる飲茶メニューは、映画祭の合間に最適といえるだろう。
とにもかくにも各店ともコスパは抜群なうえ、フードのキッチンカーにて会計時に映画祭の半券(当日に限り有効)を提示すれば、ドリンク100円割引クーポンももらえる!東京映画食堂は、10月31日(土)まで六本木ヒルズアリーナにて開催中。【取材・文/トライワークス】
期間:~10月31日(土)
営業時間:11:00~20:30(ラストオーダー)
※最終日のみ15:00~19:00
会場:六本木ヒルズアリーナ
※アリーナには5名のお店のキッチンカーとドリンクバーを設置
※売り切れ次第終了