角川歴彦会長、エベレストの映画で、岡田准一、阿部寛、尾野真千子に感謝

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角川歴彦会長、エベレストの映画で、岡田准一、阿部寛、尾野真千子に感謝

夢枕獏のベストセラー小説を岡田准一主演、阿部寛、尾野真千子を迎えて映画化した『エヴェレスト 神々の山嶺』(3月12日公開)と、エベレストを3D映像で撮り上げた『エベレスト3D』(11月6日公開)の2本の会見と、両作の「EVEREST フレンドシップ会見」が、10月25日に六本木アカデミーホールで開催された。

『エヴェレスト 神々の山嶺』では、製作代表の角川歴彦KADOKAWA会長、平山秀幸監督、原作者の夢枕獏が登壇。本作は、現地ネパール・エヴェレストに飛び、高度5,200m付近やカトマンズでの撮影を敢行。会見では、そのメイキング映像も流された。

角川会長は、最初はあまりにもスケールの大きい原作だったので、映画化に戸惑いを覚えたと告白。その後、いろんなアドバイスを受け、製作に踏み切ったと語った。「世界のマーケットでこういうふうに発表できることを誇りに思っています。ぜひ応援していただきたい。岡田准一くん、阿部寛くん、尾野真千子さん3人にも感謝の言葉を言いたい」。

平山監督は、撮影前に4回もエベレストを訪れたそうだ。「僕は高尾山くらいしか山は行ったことがなかったし、高所恐怖症なんです。でも、覚悟を決めてやりましたが、現地のネパールのスタッフの支えやコーディネートの方など、あらゆるスタッフの力に支えられて初めて、僕も俳優さんも含め、仕事ができました。スタッフも含め、1人も高山病にならなかったのはミラクルだと言ってもらえました」と感無量の様子。

夢枕は実際、エベレストのロケ中に現地を訪れたという。「普通はできないことをやっている!岩を登るシーンとか、自分で登ってやっていた。5000何百mのところでやるとなると、いろんな障害があったと思うけど、そういうのを飲み込んでやっている姿は格好良かったです。素晴らしい映画になると思います」と期待を寄せた。

また、撮影でネパール現地の方々にお世話になったということで、4月に大震災が起こったネパールの復興を支援するため、在日ネパール大使も登壇し、角川会長から義援金が贈呈された。【取材・文/山崎伸子】

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