ぱるる、町田啓太に「つまらない人」と塩対応
AKB48の島崎遥香が映画初主演を果たしたホラー映画『劇場霊』(11月21日公開)のジャパンプレミアが10月28日に新宿ピカデリーで開催され、島崎をはじめ、足立梨花、町田啓太、中田秀夫監督が登壇。島崎は「塩の入浴剤を入れて朝からお風呂に入ってきました」と初主演ホラー映画お披露目前に塩でお清めをしたことを明かした。
本作は、Jホラーブームの火付け役である中田監督が、怨念渦巻く劇場で若手女優を襲う恐怖を描くホラー映画。この日は、第28回東京国際映画祭で開催される特集企画「日本のいちばん怖い夜 Jホラー降臨」の中で上映され、同劇場に一日限りのお化け屋敷がオープンするなどスペシャル感たっぷりの上映会となった。
島崎は「みなさんの反応がとても楽しみだし、緊張している」と笑顔を見せ、「何もかもわからない状態で撮影に挑んだので、女優さんってこういうお仕事なんだと学びながらやった撮影。もっとできたんじゃないかと後々悔しい部分も見つかった」と告白。「でもその当時できることを一生懸命やったので、みなさんに観ていただけたら」とアピールした。
「カップルでホラー映画を観に来たとして、彼女が怖くて震えていたらどうするか」というシチュエーションを実演してみることになったこの日。中田監督とカップルを演じることになった島崎は「秀夫、めっちゃ怖いね」とノリノリ。中田監督は「大丈夫だよ、僕の顔を見てごらん。僕の方が怖いだろう?」と答えて、島崎と会場の笑いを誘っていた。
一方の、足立&町田カップルは、足立が「怖いよぉ」と怖がると、町田は足立の肩をポンポンと叩く仕草で対応。会場が微妙な空気に包まれる中、町田が「言葉はいらないってことです」とその意図を明かすと、島崎は「つまらない人だと思う」、足立も「もうちょっと何かほしかった」と辛辣な言葉をお見舞い。これには会場も大爆笑で、町田は「監督のやつがすごすぎて、あたふたしちゃった」とタジタジだった。
また、「ホラー映画より怖いもの」を聞かれると、島崎は「女子ですね。色々な意味でめちゃめちゃ怖いですよ。映画でも、仲良しかと思ったらそうじゃなかったりする」と劇中で描かれる女子同士の争いを述懐。中田監督は「本当は怖いものが苦手」と意外な一面を明かしつつ、本作では「島崎さんが女優さんとして階段を上がっていくステップに立ち会わせていただいた」と誇らしげな表情。「ここから先20年できるなと思わせてくれた映画」と自信のほどを語り、会場から拍手を浴びていた。【取材・文/成田おり枝】