アンジー母、生前に自分の医師に娘の卵巣切除を依頼
56歳の若さで卵巣がんで亡くなったアンジェリーナ・ジョリーの母親ミシェリーヌ・ベルトランが、生前に、自分の医師に娘のアンジェリーナの卵巣切除を託していたそうだ。
2005年公開の『Mr.&Mrs.スミス』以来となる、夫のブラッド・ピットとの共演作で、自らがメガホンを取る『By The Sea』(全米11月13日公開)のプロモーションを、夫婦で精力的に行っているアンジェリーナ。そのふたりが、米テレビ番組「トゥデイ」に出演した際に、アンジェリーナが明らかにしたもの。
「私は、母(1999年に卵巣がんが見つかり、2007年に逝去)が卵巣がんで闘病している姿を見てきました。(予防的)両乳房の切除手術及び再建手術、および卵巣及び卵管摘出手術を受ける決断をしたのはそのためです」
「『By The Sea』の編集段階で、非常に初期ではあるものの卵巣がんの兆候が見られたため、卵巣摘出を決めたのですが、その病院には母と同じ医師や看護士もいたんです。私の卵巣を摘出してくれたのは、母の医師でもありました。母は彼女に、『あなたがアンジーの卵巣を摘出すると約束して』と依頼していたのです。私が摘出手術をすることになってその医師と会った時は、一緒に大泣きしてしまいました。そして彼女は、『私はあなたのお母さんとの約束したの。そしてその約束を守ったわ』と言っていました」と語っている。
アンジェリーナは、卵巣摘出後にホルモンバランスの変化があったことや閉経したことを認めながらも、「手術を通して、いかに夫が私に寄り添ってくれているかを知りました。彼のおかげで、自分が(ある種の)女性性を失ったとは感じずにいられるのです」とも語り、夫ブラッド・ピットを絶賛した。【NY在住/JUNKO】
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