K・ウィンスレット、ギャラ格差訴える女優は「下品」
ケイト・ウィンスレットが昨今話題になっているハリウッドでの男女のギャラ格差について発言した。ジェニファー・ローレンスがこの問題に関する記事を発表してメディアに大きく取り上げられて以来、他の大物女優たちも彼女の意見に賛同し、映画界には男女の出演料の格差が歴然として存在することが問題視されるようになった。しかし、ケイトは女優がオープンにこの問題を批判することには違和感を覚えるという。
「こういう話をすることに私は難しさを感じるの。彼女たちが言っていることはわかる。でも、たぶんこれはイギリス的感覚だと思うけど、お金の話をするのは好きじゃない。ちょっと下品よね」とケイトはBBCのエンタメ情報サイトNewsbeatに語っている。
「公衆の面前でするには、全然ナイスな話ではないわ。こういうことが話題になっている状況は奇妙に感じる。だってこんなことはそんなにオープンに語られるべきことではないと思うから。私はとても幸福な女性よ。自分に起きていることに満足している」と話している。
しかし、ケイトは他の女優たちが言っていることについて個人的にコメントするのは「危険だ」と結んでいる。
ジェニファー・ローレンスは、米人気TVシリーズ「Girls/ガールズ」で知られるレナ・ダナムと、プロデューサーのジェニー・コナーが発行するメールマガジンに掲載された記事の中で「ソニーのハッキング事件で自分が男性共演者よりはるかに少ないギャラを貰っていたことを知ってショックを受け、ソニーというより自分自身に怒りを覚えた」「交渉時にとことん戦わずに契約書に署名してしまったのは、好かれたいという気持ちがどこかにあったからだ。だが男優たちはそんなことは気にしていなかったのだ」と書いていた。【UK在住/ブレイディみかこ】