色気炸裂！「007」仏出身ボンドガールのファッション

日本公開を目前に控える『007』シリーズ待望の24作目『007 スペクター』(11月27・28・29日先行上映、12月4日全国公開)。主役であるジェームズ・ボンドの唯一無二の魅力はもちろんだが、『007』ならではの楽しみといえば“ボンドガール”だ。

ボンドガールとはボンドと深い関係を持つヒロインの通称で、女優にとって名誉とされるいわば“美女の証”。過去シリーズでも、セクシー＆妖艶な魅力を放つ美女たちがボンドを翻弄してきた。

そこで今回は『007 スペクター』のNEWボンドガールを演じたレア・セドゥにちなみ、過去にフランス人女優が演じた一部のボンドガール＆ファッションを遡って紹介してみたい。まずは、最新作のボンドガールから！

『007 スペクター』/マドレーヌ・スワン(レア・セドゥ)

ボンド(ダニエル・クレイグ)のかつて敵、Mr.ホワイト(イェスパー・クリステンセン)の娘で女性医師。最初はボンドに反抗心を抱くも、次第に2人は強烈に惹かれあう。劇中ではカチッとした洋服のほか、グラマラスなボディラインがわかるようなドレスも着用。背中がざっくり空いた露出度の高さには、ボンドもイチコロ!?若さの中に大人の色気を漂わせる魅力的なボンドガールだ。

『007　カジノ・ロワイヤル』(06)/ヴェスパー・リンド(エヴァ・グリーン)

ボンド(ダニエル・クレイグ)が最も愛した女性として知られるのがこのボンドガール。ボンドをサポートするために財務省から派遣された、頭のキレるビジネスウーマンだ。時には無茶をするボンドを叱咤したりと、彼にとってかけがえのない存在になっていく。ヴェスパーは働く女らしく黒や白を基調としたスーツや、胸元を強調したワイン色や黒色のドレスなど、ハイセンスなファッションで登場。赤のルージュ、大きな瞳にも吸い寄せられそう！

『ワールド・イズ・ノット・イナフ』(99)/エレクトラ・キング(ソフィー・マルソー)

MI6の内部で殺された石油王ロバート・キングの娘。犯人に狙われていると知ったボンド(ピアース・ブロスナン)は彼女の護衛につくことなるが、真の犯人はエレクトラ自身で、ボンドを容赦なく苦しませることに。犯人という設定ではあるものの、エレクトラが身に着けているものはセクシーなものばかり。特に上半身がシースルーのドレスは男の目をクギづけに！

『007/ユア・アイズ・オンリー』(81)/メリナ・ハヴロック(キャロル・ブーケ)

イギリス海軍が海に沈没した船の引き上げ作業の協力を仰ぐ、海洋考古学者ティモシー・ハブロックの娘。何者かに殺された両親の復讐をしようと、ボンド(ロジャー・ムーア)と行動を共にする。敵を倒すためにボウガンを射たり、銃を構えたりと、かなりアグレッシブな彼女。洋服は動きやすいカジュアルなものや、黒や白のシンプルなワンピースなどを着用。ストレートの黒髪が美しい！

『007/ムーンレイカー』(79)/コリンヌ・デュフォー(コリンヌ・クレリー)

“ムーンレイカー”と呼ばれるスペースシャトルを開発した科学者ドラックスの女秘書(写真右)。ムーンレイカーがハイジャックされ、その捜査を依頼されたボンド(ロジャー・ムーア)がドラックス社に向かう際に出会う女性だ。仕事中は白と黄色のワンピース、夜はシルク生地のようなネグリジェで登場。胸元をアピールする装いにドキッとさせられそう！

『007/サンダーボール作戦』(65)/ドミノ・ダーヴァル(クロディーヌ・オージェ)

ボンド(ショーン・コネリー)が事件解決に向かったバハマ諸島で出会う女性(写真右から2番目)。豪遊と見せかけて彼女に近づき、ドミノから必要な情報を入手しようとする。泳ぎが得意でビーチをエンジョイすることが多いドミノは、度々水着姿を披露。黒のシンプルなものや、黒と白のストライプが入ったものなど、デザインもオシャレ。また、デコルテが空いた白のドレスなども登場するのでぜひチェックしてほしい。。

過去のボンドガールにはイギリス、アメリカ人女優が多いが、今回は各年代ごとの“フランス人ボンドガール”という括りで紹介した。同じ出身国といえど、年代や役柄によってファッションが大きく異なることがよくわかる。『007 スペクター』の公開と共に、歴代のボンドガールを見直すと新たな発見があるかも？【トライワークス】