男同士の濃厚ラブシーン!サンローランの裏の顔が過激
“モードの帝王”と呼ばれ、ファッション業界に革命を起こした天才デザイナー、イヴ・サンローラン。“YSL”のスタイリッシュなロゴマークでも知られる、世界的なブランドを立ち上げた人物だ。そんな彼の知られざる姿を描いたのが、映画『サンローラン』(12月4日公開)。イヴの天才ぶりはもちろんだが、快楽を求めるゲイ同士のスキャンダラスなシーンがかなり衝撃的!
イヴ(ギャスパー・ウリエル)が大ブレイクした60年代半ばから、彼がファッション業界から姿を消す70年代の半ばまでの10年間を紡いだ本作。ファッションという華やかな世界で活躍する一方、彼は常に新しいスタイルを生み出さなければならないという重圧に押しつぶされていく。
そんな時、イヴの目の前に現れ、強烈に惹かれるようになるのは、ジャック・ド・バシェール(ルイ・ガレル)という男性。イヴは彼の“誰にも言えない愛し方”という甘美な世界にハマっていく。胸をはだけさせ、互いに求め合う姿は危険な香りがムンムン。イヴがうっとりとジャックを見つめる姿は、まるで乙女のよう。彼と顔を近づけてゆっくりとキスを交わす仕草も実にエロティック!
また、酒とドラッグが止まらず、精神を冒していく過程も衝撃的に映し出されていく。トップデザイナーとして働く表の表情とは違い、欲望のままに生きる裏の顔には驚かされる。
ちなみに当時、男性用香水の広告で、自身がヌードになったことでも大きな話題となったイヴ。映画でもそのシーンが盛り込まれており、ウリエルがほぼヌードで挑戦している。ウリエルのアンニュイな佇まいや眼差しに、思わず引き込まれてしまいそう!
誰もが知る高級ブランドにまで成長させたイヴ・サンローラン。ファッションに興味のある者なら、彼がデザインするきらびやなファッションを見るだけでも心が躍るはず。スキャンダラスなシーンとともに、彼の知られざる軌跡をしっかりと見届けてほしい!【トライワークス】