セレブの間では強迫性障害がステータスに?

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セレブの間では強迫性障害がステータスに?

セレブたちの間では、自身のことを強迫性障害だと語ることが、ある種のステータスになっているという驚くべき事実が発覚した。

ドアノブに触れないことがあったというキャメロン・ディアス
ドアノブに触れないことがあったというキャメロン・ディアス写真:SPLASH/アフロ

強迫性障害とは、不合理な行為や思考を、自分の意に反して反復してしまう精神疾患の一種。精神状態が悪くなって、何度も手を洗ったり、ドアや窓が閉まっているか何度も反復してチェックしないと不快感や不安感を覚えるという深刻な状況を引き起こす。

本当に心身障害のセレブもいるが、多くの場合、自己判断で強迫性障害を患っていると判断し、まるでダイエットのことでもでも話すように軽々と深刻な症状について語る傾向があるそうで、精神病医学者のマックス・ペンバートン医師は、「セレブがこの疾患についてより面白そうで風変わりなものとして軽々しく語ることについて、非常にストレスを感じている」とデイリー・メール紙に語っている。

例えばキャメロン・ディアスは、たくさんの人々が触るドアノブに触ると細菌に感染するのではないかという強迫観念にとらわれ、部屋から出ることができない状況に陥ったとか。カリフォルニアの自宅のドアノブも何度も綺麗にするそうで、その結果、オリジナルのペイントが色あせてしまうという。また何度も何度も手を洗う癖もあるようだが、キャメロンは自分について、「こういう症状を発見するのは楽しいし、ある種平穏に感じる」と発言している。

【写真を見る】強迫性障害を抱えていると語ったことがあるシャーリーズ・セロン
【写真を見る】強迫性障害を抱えていると語ったことがあるシャーリーズ・セロン写真:SPLASH/アフロ

シャーリーズ・セロンは、「私は実際に、強迫性障害というシリアスな問題を抱えているのよ。別にカオスにも慣れているし、どちらかというとカオスの状態が隠されているのが嫌なの。例えば、キャビネットが雑然としていると普通はものを押し込んで閉めるでしょ。でも私はベッドに横たわっても、心配で眠れないの。キャビネットに入っているはずのものが見えたと思ってしまうの」だという。

エミリー・ブラントも精神不安を吐露
エミリー・ブラントも精神不安を吐露写真:SPLASH/アフロ

エミリー・ブラントも自らが精神障害を患っているのではないかと懸念しているそうで、「とても奇妙なことなんだけど、昨年の私はとても迷信深くなっていて、物事に執着してしまうようになったの。小さい時はそうだったらしいけどね。父親と一緒に車に乗っているときか、または電灯を通り過ぎる時だけ、舌を6回鳴らしてしまうの。何か大問題に発展しなければいいのだけれど」と自らの不安を吐露。

デビッド・ベッカムは、すべてのものを一直線に置かないと気が済まないそう
デビッド・ベッカムは、すべてのものを一直線に置かないと気が済まないそう写真:SPLASH/アフロ

デビッド・ベッカムは、「僕は強迫性障害を患っているんだ。すべてのものを一直線に置かないと気が済まないとか、すべてがペアになっていなければならないといったような感じのね。例えばペプシの缶を冷蔵庫に入れる時、もし色々なものが入っていたら、どこか別の段に入れるよ。ホテルに行ってリラックスする前に、引き出しにすべての広告や本を移動させないと嫌なんだ。すべてがパーフェクトじゃないとね」とTVインタビューで語っている。

ベッカムの症状について語った妻のヴィクトリア
ベッカムの症状について語った妻のヴィクトリア写真:SPLASH/アフロ

ベッカムの症状について、妻のヴィクトリアも「彼は、すべてのものがマッチしないと気が済まないという、ある種の強迫性障害を患っていると思う。我が家の冷蔵庫は、きちっと片側にものが寄せてあるの。開けたらすぐわかるわ。3つの冷蔵庫は1つめは食べ物専用、2つめはサラダ、3つ目は飲み物専用っといった具合にね。飲み物の冷蔵庫を開けてみれば、全てが対称的になっているのがわかるはず。もし3缶入ってっていたら、一つは捨てるでしょうね。何しろ偶数じゃないと嫌な人だから」と語っており、妻の折り紙付きだ。

決まった時間に家を出ないと気がすまなかったというジュリアン・ムーア
決まった時間に家を出ないと気がすまなかったというジュリアン・ムーア写真:SPLASH/アフロ

ジュリアン・ムーアはかつて、「ある決まった時間に家を出て、決まったペースで歩くの。信号が赤じゃなくてグリーンが点滅しているときに横断歩道を渡るっていう感じでね。子供を持つ前は、耽溺することもあったけど、今はそんな時間はないの。決まった方向に行かないと気が済まないとかって、若気の至りだったと思うわ」と語っている。

割れ目にこだわっていたというレオナルド・ディカプリオ
割れ目にこだわっていたというレオナルド・ディカプリオ写真:SPLASH/アフロ

レオナルド・ディカプリオは、「子供の頃に学校に行く道すがら、割れ目があるとその上を踏んで、また戻っては同じ割れ目や、チューインガムが落ちている場所を踏まないと気が済まなかったのを覚えているよ。映画の撮影現場にはたくさんの割れ目があったから、セットにたどり着くまでにしばらく時間がかかったんだ」とか。

5歳の時から強迫性障害を患っていることを激白したダニエル・ラドクリフ
5歳の時から強迫性障害を患っていることを激白したダニエル・ラドクリフ写真:SPLASH/アフロ

2012年に、5歳の時から強迫性障害を患っていることを激白したダニエル・ラドクリフは、「息をひそめて、自分が言ったこと全てを繰り返してしまうんだ。セラピストに相談しているから、現在はコントロール可能な状況なんだけど。今年は今のところまだその症状が出ていないみたいだ」と語っている。

ジェニファー・アニストンはとにかく潔癖症だそう
ジェニファー・アニストンはとにかく潔癖症だそう写真:SPLASH/アフロ

ジェニファー・アニストンについては本人の告白ではなくHollywood gossipのウェブサイトが伝えているものだが、「とにかく潔癖症で、周囲の人は気が狂いそうになるらしい。友達がジェニファーの家に来ると、ジェニファーは、ゲスト専用のトイレを使用するように言うそうだ。自分はそのトイレは使わないばかりか、友人に自分専用のトイレは使用させないという徹底ぶり。常にハンドバッグにはハンドサニタイザーを入れていて、ショッピングカートや手すり、押しボタンやドアノブなど、触れるものはすべて消毒している」そうだ。

ミーガン・フォックスは公衆トイレが使用できないそう
ミーガン・フォックスは公衆トイレが使用できないそう写真:SPLASH/アフロ

またミーガン・フォックスも自称だが強迫性障害を患っているそうで、その理由が公衆トイレとレストランの食器を使用できないのだとか。「レストランのフォークやナイフを使用するのが怖いの。何百万人もの人の口に入ったものを、自分の口に入れたら、ありったけのバクテリアを自分の口の中に運んでいるようなものだと思わない?」「トイレを流すたびにバクテリアが空気中に飛び散るの」とその潔癖症ぶりを語っている。【NY在住/JUNKO】

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