内野聖陽、トルコ人俳優にジェラシー「相変わらずイイ男」
日本トルコ合作映画『海難1890』(12月5日公開)のワールドプレミア舞台挨拶が、12月1日に東京国際フォーラムで開催。内野聖陽、ケナン・エジェ、忽那汐里、アリジャン・ユジェソイらキャスト陣と田中光敏監督がレッドカーペットを歩いた。主演の内野は「この映画の本当の主役は、1890年に惜しみなく温かい手を差し伸べた日本人の心、そしてそれを忘れなかったトルコの方々の心だと思っています」と力強く語った。
内野は「何という壮大な企画だろうと思いました。たくさんの人の思いが詰まっていて。撮影中は、田村元貞の人生を生きるのに必死だったけど、できあがってみると、1人ひとりの深い気持ちを改めて知りました」と感無量だ。
トルコロケで、映画で描かれるトルコ人の子孫とも共演したという忽那は「ご先祖さまの疑似体験をされてるということで感情移入がすごかったです。あまりにも助けてもらったことが大きくて。それは画面に残っているのではないかと」と、心から感謝する。
また、内野は、久しぶりに再会したケナンについて「相変わらずイイ男だなと。みんながケナンくんのお芝居が素敵で、彼のことを好きになったという話を聞いて、僕はジェラシーを感じました」とおちゃめな笑みを見せる。
ケナンは「内野さんとご一緒させていただき、とても楽しかったです。一緒に素晴らしいシーンを作り上げることができたと思っています」とうれしそうに語った。
プレミアには内野聖陽、ケナン・エジェ、忽那汐里、アリジャン・ユジェソイ、小澤征悦、 宅間孝行、大東駿介、徳井優、螢雪次朗、かたせ梨乃、夏川結衣、永島敏行、田中光敏監督が登壇し、トルコからの関係者も大勢駆けつけた。最後には、直径4m の巨大な地球のバルーンをバックに、全員でフォトセッションを行った。
『海難1890』は、125年前に串本町樫野崎沖で遭難した「トルコ軍艦エルトゥールル号海難事故」と、その95年後にテヘランでトルコ人が日本人を救出した「イラン・テヘラン在留邦人救出事件」を題材とした人間ドラマ。【取材・文/山崎伸子】