神谷浩史、宮野真守ら人気声優で見る必見アニメは?
劇場版アニメを見る場合、人気となったコミックが原作だったり、作風で個性を放つ監督によるものだったり、または気鋭のアニメスタジオが製作するということで注目する人が多いはず。だが、なんといってもそれぞれの作品の色に大きく影響するのが声優の存在だ。今年はどの声優が、どんな役で強い印象を残すのか…?今回は出演作の多い人気男性声優にスポットを当てて、16年に公開が予定される作品を紹介する。
神谷浩史/立て続けに主役格で出演!
今年、劇場版アニメの先陣を切って公開されるのが、“〈物語〉シリーズ”を初めて劇場映画化する『傷物語〈I鉄血篇〉』(1月8日公開)。主人公の阿良々木暦を演じるのはもちろん神谷浩史だ。神谷は本作を含めて3本のタイトルで主役級の役を演じることがすでに発表されている。中村明日美子原作のラブストーリー『同級生』(2月20日公開)では金髪に天然パーマの草壁光を、クリエイターユニット、HoneyWorksによる恋愛群像劇『ずっと前から好きでした。~告白実行委員会~』(4月23日公開)ではヒロインが恋に落ちる相手・瀬戸口優を演じるなど、ラブストーリーが多めのラインナップだ。
宮野真守/人気シリーズ2作で主演!
そんな神谷についで、主役級の作品が続くのが宮野真守。しげの秀一の人気コミックが原作の『新劇場版「頭文字D」Legend3-夢現-』(2月6日公開)では走り屋として成長していく青年・藤原拓海を、コミックが原作の『亜人 -衝突-』(5月公開予定)では亜人として覚醒する圭を演じる。両者ともに運命に翻弄される主人公というのが共通しているが、宮野がどんな演じ分けを見せてくれるのか期待したい!
中村悠一/個性的な脇役で光る!
15年は「ウルトラマンX」でウルトラマンの声という大役を担った中村悠一は、主人公に匹敵する個性的な脇役が目立つ。『新劇場版「頭文字D」Legend3-夢現-』では拓海と最初にバトルする高橋兄弟の弟・啓介を、『ラストエグザイル -銀翼のファム- Over the Wishes』(2月6日公開)ではヒロインたちと敵対する国の将軍ソルーシュを演じる。また、16年以降の公開が予定されている『虐殺器官』では主人公のクラヴィス役が決まっており、幅広い役柄をこなせる中村ならではのラインナップとなっている。
梶裕貴/どの作品でも重要な役どころ!
15年は『進撃の巨人』で主人公・エレンを演じた梶裕貴は、『ずっと前から好きでした。~告白実行委員会~』で主人公と同じ映画研究部のいじられ役・望月蒼太を演じる。『虐殺器官』では主人公の同僚のアレックス役と、中村同様、主人公を支える重要な役どころが多い。
細谷佳正/ライバル役に欠かせない存在!?
16年は主人公と対を成す役が多そうなのが細谷佳正。『デジモンアドベンチャー tri. 第2章「決意」』(3月12日公開)では主人公・太一のライバル的存在のヤマトを演じ、『亜人 -衝突-』では主人公・圭の逃亡を手助けする海斗を演じる。物語に欠かせないキーマンとなる役柄で、それぞれ存在感を放ちそうだ。
今回紹介したのはすでに高い人気を誇る男性声優ばかり。すでにご存じの方も多いかもしれないが、今年演じる役柄で彼らの新たな魅力を発見できるかもしれない。【トライワークス】