NMB48の超個性派・木下百花は映画でもユニーク!?
AKB48グループ内でも個性派ぞろいのNMB48。そのなかで、ピンク&ブルーの髪色が印象的な独自ファッションや、総監督の高橋みなみを公然でdisるなど、奇抜な言動で人気を博しているのがメンバーの木下百花だ。出演作『Live! Love! Sing! 生きて愛して歌うこと 劇場版』(16年1月23日公開)でも、木下は異色キャラそのままの姿を披露している…!?
福島県富波町で東日本大震災に被災し、現在は別々の場所で暮らす高校生たちが、小学生の時に埋めたタイムカプセルを掘り起こすため、電車を乗り継いで福島を目指す…という物語。木下が演じるのは、現在は横浜の夜の街で働き、旧友との旅ではムードメーカー的存在となる香雅里だ。
主演の石井杏奈ら高校生を演じたキャストたちはあまり役作りをしていないためか、ドキュメンタリーのようなタッチで物語は進む。木下の奇抜キャラも健在で、カラオケ店でPerfumeを歌ってはしゃいだり、福島では中村獅童演じる酪農家に気軽に絡んだりと、まるで普段の彼女を見ているよう。
そんな彼女も、原発事故の影響で立ち入りが制限された福島の故郷では、さすがに表情をこわばらせる。震災で時が止まったかのようになった無人の町、津波の影響で建物自体が破壊された小学校を目にした瞬間は、まさに彼女が感じたままの素のリアクションといえるだろう。
本作を見れば、NMB48きっての個性派としてなぜ彼女が人気なのか、その一端が本作から感じ取れるはずだ。【トライワークス】
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