第73回GG賞ワーストドレッサー発表!【その2】
(その1の続き)現地時間の10日に第73回ゴールデン・グローブ賞授賞式(以下GG賞)が開催され、今年もセレブたちがきらびやかなファッションでレッドカーペットを彩った。【その1】で紹介した5人は、断トツのワーストドレッサーとして名を連ねてしまったが、他にも各メディアから酷評されているセレブたちがいる。
「ファッションモデルとは思えない」として不評だったのは、ハイディ・クルムだ。毎年のように「レッドカーペットのドレスではない」と酷評されても懲りないハイディが今回着ていたのは、シルバーのプランジネックにフリンジ満載のマルケッサのドレス。「日焼けした肌にもあっていない」「鳥が歩いているみたい」「濡れた鳥のひなのようで汚らしい」と今回も堂々(?)のワーストランク入りを果たした。
満場一致で選ばれたのは、黒人女優のレジーナ・キングのメタリックなフローラルシークインがあしらわれたクリコール・ジャボシアンのドレスで、「ゴールドにシルバー、オーガンジーのケープとうるさすぎる」「太さが目立つ」といった理由によるものだった。
昨年は主役だったにもかかわらずワーストドレッサーに選ばれたパトリシア・アークエットは、今年もポールカの黒いドレスに胸元に大きな白いリボンが付いたドレスで、「巨乳で背が小さいのに、黒いプランジネックのドレスの胸元の白い大きすぎるリボンの位置が、まるでアンバランス」と不評をかった。
またエヴァ・グリーンのエリー・サーブのゴールドのレースのシアードレスも、「色もデザインも似合ってない」「老けて病気に見える」と不評だったほか、アマンダ・ピートが着ていたアレキサンダー・マックイーンのルーニー・マーラそっくりのヌードカラーのフリフリドレスが、「病気に見える」「色がまったく似合っていなどころか、彼女の良さを台無しにしている」「今こそ、新しいスタイリストを雇うべきだ」とまで言われるほど酷評された。
他には、フェリシティ・ハフマン、オリヴィア・パレルモ、ジーナ・ロドリゲス、マギー・ギレンホール、エイミー・シューマーが、「安っぽい」「似合っていない」「うるさすぎる」「老けて見える」「スキンカラーに合っていない」などの理由でワーストドレッサーに選ばれた。
また、サイズオーバーのため「デパートで一週間前に買った」というブライス・ダラス・ハワードのジェニー・パッカムのドレス、過去に「太り過ぎていてデザイナーに洋服を作ってもらえない」という理由で自らのブランドを立ち上げたメリッサ・マッカーシーは、約23キロ減量して自社ブランドのドレスで挑んだが不評だった。
そして今回、ファッショニスタであるがゆえに、期待値の高さから厳しい意見でワーストに選ばれてしまったのは、エヴァ・ロンゴリア、ケイト・ハドソン、ジュリアン・ムーアだ。
エヴァのジョルジュ・オベイカの白いドレスは、「白地にウエストのベルトとヒップに刺しゅうがカジュアルでレッドカーペット用でない」「胸元とマーメイドの組み合わせがあっていない」という理由で、ジュリアン・ムーアのミッドナイトブルーのシークインが輝くトムフォードのドレスは、評価するメディアもあったものの、「アシンメトリックの襟元、シークイン、長袖、違う素材がうるさすぎる」という理由でワーストドレッサー入りした。
ベストドレッサーの常連で、昨年のGG賞ではアレキサンダー・マックイーンの白いドレスでベストドレッサー賞に選ばれたケイト・ハドソンが今年選んだのは、マイケル・コースのラメ入りのサーモンピンクのお腹出しドレス。「ナイスバディは認めるが、もっと肌の露出にいい方法がある」「ブリトニース・ピアースのようで安っぽい」とされ、品のいい脇見せでベストドレッサー賞に選ばれたブリー・ラーソンとジェニファー・ローレンスと比較されてしまったが、「アカデミー賞に期待!」と前向きな評価を受けており、リベンジが楽しみだ【NY在住/JUNKO】