ジャニーズ屈指の演技派・森田剛が殺人鬼役で底力を発揮
蜷川幸雄や宮本亜門ら名だたる演出家や、劇団☆新感線などの舞台に出演し、その演技力を高く評価されてきたV6の森田剛。そんな彼が、満を持して単独初主演を務める映画が『ヒメアノ~ル』(5月28日公開)だ。本作で披露している“アイドルコード”ギリギリのキレた演技がヤバ過ぎる…と早くも話題だ。
「行け!稲中卓球部」などで知られる古谷実の同名漫画を実写化した本作。男たちの恋模様と並行して、快楽殺人鬼となった男の凶行がスリリングに描かれていく。
森田はこの殺人鬼・森田正一を演じているが、彼の全身から放たれるオーラはかなり異様。無気力で何を考えているのかわからず、その怪し過ぎる佇まいには一瞬ビクッとしてしまうほど。ターゲットをジーッと見つめる目つきは超危険!
また劇中では、銃を構えたり、バットを振り回したりと激しい暴力シーンにも挑戦。森田は顔面に血を浴びながらも一切表情を変えないなど、底知れない狂気を体現する。さらに、「高校の時にさ、岡田(濱田岳)って奴いただろ。そいつをさ、いまから殺して山に埋めようと思うんだけど」と言い放つシーンでは凄みのある声も披露。声を聞いているだけでも背筋が凍りそう…!
数々の舞台で鍛えてきたとあって、森田の演技力は間違いなくホンモノ。映画の世界でもようやく本領発揮…といったところだろう。V6の時とはひと味違う“映画俳優”としての彼の姿を、しっかり目に焼き付けてほしい!【トライワークス】
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