シリーズ最高記録なるか?『映画ドラえもん』が首位発進
3月5日・6日の興収ランキングは、「ドラえもん」の長編映画シリーズ36作目の『映画ドラえもん 新・のび太の日本誕生』が初登場1位。全国374スクリーンで公開され、土日2日間で動員54万4816人、興収6億3703万5600円という好成績だった。
「ドラえもん」シリーズの安定感は圧倒的だ。過去10年間の10作品で、興収ランキングの初登場首位を逃したのはたったの2回。毎回ファミリー層を中心に息の長い興行を見せ、近年では累計興収35億円以上が当たり前になっている。
今回の作品は、人気作『映画ドラえもん のび太の日本誕生』(89)のリメイク。作品の評判も上々とあって、『映画ドラえもん のび太のひみつ道具博物館』(13)の累計興収39億8000万円を超え、シリーズ最高記録樹立の期待も高まっているが、どこまで数字を伸ばしてくるのか。
初登場はそのほかに1作品。全国214スクリーンで公開され、土日2日間で動員8万4008人、興収1億1581万4100円をあげ、4位にランクインした『マネー・ショート 華麗なる大逆転』だ。先日の第88回アカデミー賞で主要部門を含む計5部門にノミネートされ、脚色賞を受賞したことも追い風になったのかもしれない。
前週1位だった『黒崎くんの言いなりになんてならない』は、土日2日間で動員10万4669人、興収1億1936万4700円で2位にランクイン。こちらもひとつ順位を落として3位となった『オデッセイ』は、累計動員210万人、累計興収30億円を突破している。【トライワークス】
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