蛭子能収、94歳のファッショニスタに「よく生きられたな」と言いたい放題!?

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蛭子能収、94歳のファッショニスタに「よく生きられたな」と言いたい放題!?

94歳にして現役の実業家、ニューヨーカーも一目置くファッションアイコンとして活躍する女性アイリス・アプフェルを描いたドキュメンタリー『アイリス・アプフェル!94歳のニューヨーカー』(公開中)。本作の大ヒットを記念して、トークイベントが3月10日に角川シネマ有楽町で開催。漫画家・蛭子能収が登壇し、“蛭子流生き方の極意”を語った。

『アイリス・アプフェル!94歳のニューヨーカー』の大ヒット記念イベントで登壇した蛭子能収
『アイリス・アプフェル!94歳のニューヨーカー』の大ヒット記念イベントで登壇した蛭子能収

自分らしさを貫き生きるアイリスを追った本作にちなみ、誰にも流されずに自分流を貫いている存在として登壇した蛭子。映画を観た感想として、アイリスについて「とにかく94歳で生きているってのが不思議ですよね。日本人だとほとんど死んでるから、よく生きられたなと思いますよ」と奔放に言い放ち、いきなり会場を笑わせた。

“アイリス流”とも呼べる、アイリスのド派手なファッションについて尋ねられると「あんまり好きではないんですけども」と笑わせつつ、「実は、色の選び方が似ているという共通点があるんですよ。ほとんどの人は色を塗る時に同色系で固めて補色を使わないんですが。俺は横尾忠則のグラフィックデザインを真似するようになったんで使うようになったんですけどね」と、専門家ならでの視点からアイリスの色彩感覚について解説した。

本編には、アイリスと長年連れ添い、101歳を目前に亡くなった夫カールも登場する。愛妻家としても知られるだけに、“夫婦仲”についてコメントを求められるが、「(映画の)旦那もよく長生きしますよね(笑)」とまた放言。「愛妻家ではあるけど、向こうが俺を愛しているかはわからない(笑)。顔で選んだので、性格は後から知ったんですけど」と、照れながら語った。

【写真を見る】子供の頃のエピソードを語り始め、質問を忘れてしまう蛭子
【写真を見る】子供の頃のエピソードを語り始め、質問を忘れてしまう蛭子

ちなみに蛭子流の“楽しく人生を生きる方法”は、「仕事時間と自分の自由時間をキッチリわけること。この日だけは自分の自由時間という日を決めるんです。その日が来るのがすごい楽しみで、前の日が寝れないくらいで、競艇場で眠くなっちゃう(笑)」だそう。

「ひとりぼっちを笑うな」「蛭子の論語」といった著作の数々が「心に響く」と好評で、長編映画初主演を務める『任侠野郎』(6月4日公開)も待機中と、マルチに活躍する蛭子。現代を生きる若者たちに向けてのメッセージとして「学校を卒業したら、自分が食っていける分が稼げる仕事を確保する。そして余裕があったら親に学費を返していくこれをやって、あとは自分の好きなようにするようにしたほうがいいと思う」と、いつになく(?)真面目に語ったが、今後やりたいことは「全国の競艇場24場を制覇する」とどこまでも“我が道を行く”スタイルで笑わせた。【Movie Walker】

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