天海祐希、『名探偵コナン』黒ずくめの組織役で「ものすごいNG出した」

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天海祐希、『名探偵コナン』黒ずくめの組織役で「ものすごいNG出した」

人気アニメの劇場版第20弾『名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)』(4月16日公開)の公開アフレコイベントが3月16日に都内で開催され、女優の天海祐希が出席。「映像で初めてくらい、ものすごいNGを出した」とアフレコの苦労を明かした。

テレビアニメ&劇場版シリーズが今年で20年目に突入した「名探偵コナン」。劇場版最新作で描かれるのは、コナンの体を小さくしてしまった張本人である“黒ずくめの組織”とFBIや公安をも巻き込んだシリーズ最大の謎に迫るミステリー。天海は、“黒ずくめの組織”に属する謎の女性役としてゲスト声優を務める。

NON STYLEの石田明が司会を務め、トークを繰り広げたこの日。天海は「黒ずくめの組織の一人をゲスト声優が演じるのは初めてのことだそうです。すごく緊張しました」とシリーズの鍵を握る大役に緊張しきり。「私は宝塚を辞めて20周年なので、コナンくんとは同級生」と20周年を迎えたコナンとの縁についてうれしそうに語っていた。

アフレコについては「錚々たる声優のみなさんと同じシーンに出てしまう。緊張しましたよ!」と述懐。「映像で初めてくらい、ものすごいNGを出した」そうで、「ちゃんと絵が出来ているものに声を当てるとなると、自分で思っている以上に色を付けないとその絵と並ばない。すごく難しかったです」と声の演技への苦労を明かしていた。

演じるのは、記憶喪失になっている女性とのこと。公開アフレコでは、記憶を失っている状態と、記憶を取り戻した状態との2パターンのシーンを披露することになった。たくさんの報道陣の前でアフレコをやることになると、「公開いじめ!汗が出てきた!」と動揺しっぱなしの天海。しかしスタートの声がかかると、記憶がなく呆然とした状態と、鋭く力強いセリフまわしと、全く違う表情の2パターンをさすがの演技力で演じ分け、これには石田も「すごい。かっこいい!あんなに雰囲気変わるんですね!」と驚愕していた。

“記憶”が今回のテーマとなるが「なるべく長く記憶力を保っておきたい。セリフを覚えられなくなったらもうダメじゃない?」と天海。年齢とともにセリフ覚えが悪くなってきたと感じるときもあるそうだが、「追いつめられた方が覚えやすくなる。『時間がない』と思った方が信じられないくらいのポテンシャルで頭に入る」と女優魂を見せつけていた。【取材・文/成田おり枝】

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