菅野美穂、天才子役の返しにタジタジ「連れて帰りたい」宣言にジェイコブは?

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菅野美穂、天才子役の返しにタジタジ「連れて帰りたい」宣言にジェイコブは?

第88回アカデミー賞、第73回ゴールデン・グローブ賞で主演女優賞を受賞した『ルーム』(4月8日公開)のジャパンプレミアが3月21日、TOHOシネマズ 六本木ヒルズで行われ、同作に出演のブリー・ラーソン、ジェイコブ・トレンブレイが登壇した。また、菅野美穂が2015年8月に第1子となる男児出産を発表して以来、初となる公の場にゲストとして登場。ジェイコブに終始メロメロだった菅野だったが、天才子役の切り返しにタジタジになる一幕も。

拉致監禁され一児の母親となった女性が、絶望的な状況からの脱出に挑む姿を映し出す“母と子の濃密な愛の物語”をテーマにした本作に、菅野は「言葉にできない衝撃。見終わったあとの世界が広がる感じ…爽快感があって、力がある映画」と感銘を受けた様子。初対面となった菅野の印象をラーソンは「女優としても素晴らしいと聞いているので、そんな菅野さんから温かい歓迎を受け、作品も褒めてもらえて大光栄」と感激。

一方、愛嬌たっぷりなジェイコブの姿に菅野はメロメロ。「なんてかわいいの!? 連れて帰っちゃうぞ」と菅野が宣言すると、ジェイコブは「映画の繰り返しになってしまうのは良くないよね」と苦笑い。ジェイコブの切り返しに、菅野だけでなく会場が驚きと笑いに包まれた。

今回が初来日となったラーソンとジェイコブは、昨晩日本に到着したばかり。ラーソンは「スーパーへ行って、日本酒とポテトチップスを買った。ごま味のアイスクリームが食べてみたい」と日本の食べ物に興味深々。一方、バンクーバー在住のジェイコブは「カナダとアジアの時差ボケでなかなか眠れなかった」と話すも元気いっぱいで、「バンクーバーにもいい寿司はあるけど、日本の寿司を試してみたい」と心を弾ませた。

アカデミー賞受賞後は別作品の撮影のために3週間ベトナムへ行き、そこからの来日となったラーソン。「受賞はシュールで、本当だったのかなという気持ち」と目を輝かせ、「受賞後、初めて触れ合ったファンがみなさん」と明かすと、会場からは割れんばかりの拍手で賞の祝福を受けた。

本作への出演についてラーソンは「この作品が自分のキャリアにとって、ブレイクできたり、より人生を謳歌できるように導いてくれた」と感謝を述べ、“ジェイク”と呼ぶジェイコブの存在は「世界中を旅して時間を過ごす中で、一緒にいて一番楽しいのが彼」と仲の良さをうかがわせた。

「天才子役の出現」と言われるジェイコブは身振り手振りでトークを展開。マイクの位置がふらつくジェイコブの手を正すラーソンの姿が印象的で、笑いを誘っていた。ラーソンとの親子関係づくりにジェイコブは「撮影していないときはブリーと遊んでいたけど、集中しないといけないときは遊ばないでいた」と振り返り、「泣くシーンは、頭の中があちこちに行かないようにひとつのことに集中して、いい演技をするようにした」と俳優魂をのぞかせた。

生き延びようともがく母子の姿でその人生を描写した本作。部屋から脱出した母と息子の行く先を、劇的な体験とともに見守ってほしい。【Movie Walker】

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