『ルーム』の天才子役、星野源がお気に入り!「飛行機の中でずっと聴いてた」|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
『ルーム』の天才子役、星野源がお気に入り!「飛行機の中でずっと聴いてた」

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『ルーム』の天才子役、星野源がお気に入り!「飛行機の中でずっと聴いてた」

第88回アカデミー賞主演女優賞を受賞した『ルーム』(4月8日公開)のブリー・ラーソンと子役のジェイコブ・トレンブレイが来日を果たし、3月22日にザ・リッツ・カールトン東京で開催された記者会見に出席。初来日となった二人だが、ブリーは「桜の時期に来られてうれしい」、ジェイコブは「星野源の曲が好き」と日本を満喫している様子を笑顔で明かした。

ブリーは、ふわりとした素材感が素敵なヴァレンティノのワンピース姿で登場し、「オハヨウゴザイマス」と日本語で挨拶。ジェイコブはあどけなさが残る表情ながら、利発でウィットに富んだ回答を披露し、会場を大いに魅了した。

拉致監禁され一児の母となった女性が、息子に外の世界を教えるべく立ち上がる姿を描く本作。深く傷つきながらも気丈に生きようとする女性を演じ、主演女優賞受賞を果たしたブリーは「自分の名前を呼ばれた瞬間というのは、本当にシュールな体験。頭の中が真っ白になってしまったわ」と受賞の瞬間を述懐。

授賞式の翌日には次回作『キングコング』の撮影でベトナムへと旅立ったそうで、「その晩以来、オスカーさんには会っていないの。オスカーさんは家で私の帰りを待ってくれています」と多忙なことから、授賞式以来、オスカー像には会えていないという。

世界中で高い評価を受けていることについて「自分の小さな世界から、あますことなく人生を生きることを覚えていく物語でもある。それは実際に私たちの人生でも起きることだからこそ、共感を呼ぶんだと思う」とじっくりと語ったブリー。役作りには「8か月を費やした」そうで、監禁という状況が「彼女の肉体、精神にどういった影響を与えるのか」を思案したと告白。「親であること、性的虐待を受けたサバイバーであることは複雑な事柄。だからこそ、真摯に向き合って表現しないといけないと思った」と力強く語った。

またブリーは「日本に来ることは夢でした」と念願の来日を喜び、「桜の時期になればいいなと思っていたら、開花に合わせたように来日できた。マジカルね」とにっこり。ジェイコブは「日本に来ることになるから、お母さんが選んでくれて日本の曲を色々聴いてきたんだ。その中で星野源さんが好きだなと思って、日本に来る飛行機の中でずっと聴いてきたよ」と明かして、会場を盛り上げていた。【取材・文/成田おり枝】

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