なんと世界遺産で開催!沖縄の“祭り気分”な野外上映とは?
『ナビィの恋』(99)、『ホテル・ハイビスカス』(02)等、沖縄を舞台に映画を撮り続けている中江裕司監督の最新作『さんかく山のマジルー』(7月18日公開)。その公開に先駆け、沖縄の世界遺産・中城城跡にて、先行野外上映&モーアシビLIVEが7月4日(土)、5日(日)に開催される。
「モーアシビ」とは、夜、村の野原(モー)に集まって、歌ったり踊ったりして遊ぶ(アシビ)昔の風習のことで、「毛遊び」とも書く。その名のとおり、このイベントでは、キジムン(精霊)を呼ぶ儀式や無形民族文化財の獅子舞、照屋政雄、神村るみ子、藤沢ノリマサらの音楽ライブ、ウチナー(沖縄)芝居等が行われる予定だ。
『さんかく山のマジルー』は、沖縄以外のエリアでは『真夏の夜の夢』という題名として公開される。シェイクスピアの戯曲「真夏の夜の夢」を沖縄で映画化した本作は、伊是名島の美しい自然と光の中で描いた、キジムン(精霊)と人間が織りなすファンタジック・ラブコメディー。監督や出演者の舞台挨拶もあるので、映画の裏話や思い出話が聞けるチャンスだ。
世界遺産とともに味わう贅沢なイベント。開放的な野外でお祭り気分な上映会となりそうだ。問い合わせは桜坂劇場まで(電話098-860-9555)。【MovieWalker】
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