松田龍平、柄本明と親子役「幸せでしたがやりづらかった」

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松田龍平、柄本明と親子役「幸せでしたがやりづらかった」

松田龍平監督作『モヒカン故郷に帰る』(4月9日公開)の東京プレミア試写会が、3月29日にテアトル新宿で開催。松田龍平、柄本明、前田敦子、もたいまさこ、千葉雄大と沖田修一監督が舞台挨拶に登壇した。松田は父親役の柄本について「柄本さんとやれて幸せでした」と感想を述べた。

柄本も「龍平くんは日本映画界においても独特な存在の方で、親子の役をやらせていただいて、僕としては違和感なくやらせていただきました」とコメント。松田が続けて「すごくやりづらかったんですが、それが父と息子の関係性と言いますか、複雑な関係性ということで良かったかなと」と苦笑い。監督は「2人が立っているだけで素敵でした」とうれしそうに語った。

前田は、姑役のもたいについて「まさこさまはとっても格好良いので、さあ、来い!と受け止めてくれる。その胸に飛び込んでいった感じです」と言うと、もたいは「いやいや、あっちゃんのおかげ。理想かどうかはわからないけど、かわいいお嫁さんでした」と意気投合していた様子だった。

千葉は、松田について「お兄ちゃんと呼ばせていただいてます。最初は寡黙な方というイメージでしたが、たまに“バーチー”とか呼んでくださった」と大喜び。松田が「すごくいじりたくなる人。だから、大丈夫かな?と思って」と言うと、千葉は「もっとちょっかいください」とリクエスト。松田は「わかりました」とうなずき、場内は大爆笑となった。

最後に、治(柄本明)がコーチを務める中学生の吹奏楽部の一員で、永吉(松田龍平)に憧れる野呂役の小柴亮太が、桜の鉢を持ってサプライズ登場し、全員でフォトセッションを行った。

『モヒカン故郷に帰る』は、ユーモアあふれる個性派ホームドラマ。モヒカン頭の売れないバンドマン永吉(松田龍平)が、妊娠した恋人・由佳(前田敦子)を連れて、故郷・戸鼻島(とびじま)へ7年ぶりに帰る。永吉たちは、頑固おやじ・治(柄本明)と母・春子(もたいまさこ)、帰省していた弟・浩二(千葉雄大)の3人と暮らし始めるが、ある日、治のガンが発覚する。【取材・文/山崎伸子】

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