モヒカン故郷に帰る|MOVIE WALKER PRESS
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モヒカン故郷に帰る

2016年4月9日公開,125分
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『南極料理人』の沖田修一のオリジナル脚本による、とある一家の騒動を描くホームドラマ。結婚報告がてら故郷へと戻ってきた主人公・永吉を松田龍平、その恋人を前田敦子が演じる。また、両親役に柄本明、もたいまさこ、弟役の千葉雄大など、豪華キャストが、ほのぼのとした笑いで場を盛り上げる。

予告編・関連動画

モヒカン故郷に帰る

予告編

ストーリー

※結末の記載を含むものもあります。

売れないデスメタルバンドでボーカルをしている永吉は、恋人の由佳の妊娠が発覚し、結婚報告をするために、両親が暮らす故郷の戸鼻島へ7年ぶりに帰郷する。いつのまにか弟も帰郷していて、ひさびさの一家団らんと思っていたが、父親のがんが発覚するなど、騒動が巻き起こる。

作品データ

映倫区分
G
製作年
2016年
製作国
日本
配給
東京テアトル
上映時間
125分

[c]2016「モヒカン故郷に帰る」製作委員会 [c]キネマ旬報社

映画レビュー

3.8
  • ひゃん

    3
    2016/5/17

    タイトルからして木下恵介の「カルメン故郷に帰る」だなと思ったけど、
    内容は監督の完全オリジナルらしい。いつもの感じでだらっと笑わせ、
    微笑ましい感動を与えたりする沖田監督らしい仕上がり。特に大事が
    起こるというでもなく(父親が末期ガンと判明するが)コメディぶりは
    変わらない。のほほんとした風情にナンでYAZAWA?と思うほど
    違和感が漂う父親の極趣味。息子にも永吉と名付け東京に出したこと
    から自身の夢を息子に見ていたんだろうなと(デスメタルだけどね^^;)
    頑固オヤジならではのこだわりの数々。演じる柄本が上手すぎるので
    終始彼の場面では笑いっぱなしなんだけど、正直YAZAWA好きに
    は見えないのでシャウトしている場面ではやや痛々しくも感じられた。
    松田も相変らず飄々と役をこなしていて恋人役前田も地でやってる風。
    母も弟もまったく自然体でムリがなくオール広島ロケが楽しめる作品。
    エンドロールの楽曲は必聴。最後まで堪能しましょう。

    (モヒカンヘアって髪を下ろすと普通なのよ。龍平もけっこう可愛い)

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  • 4
    2016/5/6

    邦画はあまり見ないのですが、松田龍平さんファンの同僚の為に色々調べている内に、凄く見たくなりました。

    実は、矢沢栄吉さんを知りません。あ、名前は聞いた事があります。大きなタオルを羽織っている人。・・と言うイメージが有りますが、違う?

    でも、凄く私のツボ要素が詰まっていました。

    だって、しょっぱなからライブハウスのシーン。ヘドバンしたくなるじゃないですか!
    デスメタルとヘビーメタルの違いも分かりませんが、THE冠の冠徹弥さんが歌っている世界じゃないですか?
    最後のヘビーメタルで嘆いていたけどライブハウスで背中向けられると、良く見えるのね?
    優柔不断で曖昧なくせに一貫してモヒカンスタイルを貫こうとする姿勢とか・・凄く好き。

    そして、カープファンのお母さん。私はタイガースファンですが、野球バカ大好きです。応援するチームは違っても、仲間だと思っています。
    どれだけ菊池涼介推しですか。逆転のチャンスでハラハラして見ていられなくて思わずTV消しちゃう気持ちも解ります。
    もう、お母さん可愛い。
    でも対戦相手が凄く気になっちゃう。逆転劇の相手はドラゴンズさんでしたね。

    でもね~一番はやっぱりお父さん。
    自分の趣味を思いっきり地元吹奏楽部の指導に持ち込む困った所も、介護される哀しさも、のめりこめない唯一の男子部員の少年に対するこだわりも、幼馴染みのドクターに痛いのはヤダ・・とごねる可愛さも、何だかんだ言っても息子の結婚を喜んでいる所も、押しつけじゃ無く夢を託して背中を押す所も。
    最後の願いを聞かれて「えーちゃんに会いたい」と応えるお父さんも可愛い。私だったら、ずっと思い続けて会いたい人は小林繁様だけど、彼はもう故人なので・・ケヴィン・コスナーもヴィゴ・モーテンセンも魅力だけど、今だったら間違いなく冠徹弥さんだわ・・死の床にお見舞いに来てくれるかな・・?

    介護は大変。みっともない所も見せるし、苦労を掛ける。
    でも、残される側に、出来るだけの事をしてあげる・・という気持ちの切り替えの為の時間を与えられる。
    出来なかった親孝行をする時間。私はこれが与えられなかったから、そうなる前に勝手に人生終わらせられて今もこんなに辛いから。
    父の人生は父の物って割り切ることが出来ないから。
    永吉たちが羨ましかった。

    そして、舞台の島。私は島育ちだけど、もっと小さい島。
    船の簡素さにも驚いた。遊覧船みたい。でもバイクは詰めるのね。
    ウチの島もああいうピザを頼もうと思ったら島の外から来るよね?今は有るのかな?
    でもジェットフォイルじゃバイク詰めないし、フェリーじゃ2時間以上かかるし、断られるわよねぇ・・

    あとね、やっぱり女子はちょっと馬鹿の方が幸せになれるのかもね。
    理屈ばっかりこねる嫁は可愛くないよねぇ。
    いきなりため口で甘えてくる人懐っこさは、どこに行っても誰とでも可愛がられて。可愛いだろうなぁ。
    私もきっとそう言うお嫁さんが良いなぁ。
    でもそんな風に思いながらも、素直になれなくて考えすぎちゃって上手く立ち回れない。そんな人の痛々しさを放って置けなくて気にいっちゃうような気がします。

    最後に、長男永吉さんの名前が矢沢栄吉さんから取ったとなると、次男の浩二君の名前って、やっぱり山本浩二さんからですかね?

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    ネタバレあり
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  • 花より王子

    4
    2016/5/4

    故郷の父のがんの発覚が結婚、妊娠報告に久しぶりに帰った長男にふりかかる。お互いなんとなく照れくさく、不器用で一向に距離が縮まらない親子の様が実に淡々と描かれている点も良いのだが、大きな事件は、何も起こらないし、ドラマチックな喧嘩も、ない所も良かった。芸達者の柄本明さん、松田龍平親子がこのテーマでありながら、自然に観客を笑わせ和ませ、時にじ~んとさせながら、ラストまで駆け抜ける展開も、凄い。こんな家族関係の描き方があったのかと驚いた。無理やり型にはめないせいか、自然すぎる田村家に、気がつけば目が離せなくなっていた。家族で見たいなと久々に思った作品だ。

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