浅野忠信、主演作が2年連続でカンヌ国際映画祭へ!
浅野忠信が主演を務める『淵に立つ』(今秋公開)が、第69回カンヌ国際映画祭の「ある視点」部門に正式出品されることが決定した。浅野は昨年も主演作『岸辺の旅』(15)が同部門に選出されており、カンヌ国際映画祭への参加は2年連続となる。
今回の『淵に立つ』は、下町で金属加工業を営む夫婦のもとに突然一人の男(浅野)が現れ、奇妙な共同生活が始まる人間ドラマ。一見平和だった家族に“異物”が混入することで、夫婦それぞれが抱える秘密があぶり出されていく…というストーリーだ。
監督を務めるのは『歓待』(10)や『ほとりの朔子』(13)、『さようなら』(15)など、国際的に高い評価を受けている深田晃司。今回のニュースを受けて、深田監督は「選出の知らせに驚いています。『淵に立つ』は10年近く温めていた企画で、それが無事完成しただけでも幸運なのに、こうして最高の形で世界に届けられることを嬉しく思います」と喜びをコメントしている。
マーベル作品『マイティ・ソー』(11)や、マーティン・スコセッシ監督の『Silence(原題)』への出演など、国際的にも活躍する浅野忠信。深田監督との初のコラボレーションで、浅野は静かなる狂気を秘めた異質な男を熱演し、新境地を見せているらしい。日本公開は今秋とまだ先だが、カンヌの結果いかんによっては公開前に大きな注目を集めそうだ。【Movie Walker】
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