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上川隆也、20年ぶりの山崎豊子作品に「演じがいのある役にまためぐり会えた」

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上川隆也、20年ぶりの山崎豊子作品に「演じがいのある役にまためぐり会えた」

山崎豊子の大ベストセラーを初めて連続TVドラマ化する連続ドラマW「沈まぬ太陽」の第一話完成披露試写会が有楽町朝日ホールで開催され、上川隆也、夏川結衣、檀れい、板尾創路、小泉孝太郎、草刈民代、若村麻由美、國村隼、渡部篤郎が登壇。「大地の子」以来、約20年ぶりに山崎作品での主演を担うこととなった上川が「演じがいのある役にまためぐり会えた」と感無量の面持ちを見せた。

本作は、未曾有の航空機墜落事故という悲劇の裏で信念を貫き、巨大組織を生きる者たちを、WOWOW開局25周年記念としてWOWOW史上最大のスケールで描く全20話のドラマ。主人公・恩地元を演じるのが、1995年に放送されたテレビドラマ「大地の子」で新人ながらも主人公を演じて、一躍脚光を浴びた上川だ。

上川は「演じれば演じるほどつくづく思うんですが、恩地元という男は、我々と同様に当たり前のどこにでもいるような、等身大の人物」とコメント。「演じがいのある役にまためぐり会えたと思っています」と語った。

アフリカロケも敢行。上川は「恩地の人生観にさえ影響を与えた地。アフリカの大自然そのものに感銘を覚えた」と壮大な環境から、影響を受ける部分も多かった様子。「撮り終わったような顔をしてここにおりますが、今も鋭意撮影中です。山崎さんが原作に込められたものを、少しでも込められるよう、全てのスタッフ・キャストが力を尽くして撮影に臨んでいます」と力強く語っていた。

恩地のライバル行天四郎役を演じる渡部は「偉大な原作、素晴らしいキャストの中で私に務まるかどうか不安でやっております」と告白。小泉は「ビタッとした七三分けも普段はしないので、貴重な体験」と描かれる1960年代の空気も楽しみ、「上川さんと渡部さんの部下として、間近で二人のお芝居を見ていた。一人の男として心を突き動かされるものもあった」と人生・仕事において違う道を進む男を演じる二人から、大いに刺激を受けていた。

連続ドラマW「沈まぬ太陽」は、5月8日(日)より放送。【取材・文/成田おり枝】

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