“赤い彗星”シャアの衝撃の過去、そしてマスクの秘密も明らかに!
「機動戦士ガンダム」のテレビシリーズ以前を描いた安彦良和のコミックをアニメ化した『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』。劇場版アニメ第3弾となる『~III 暁の蜂起』(5月21日公開)では、“赤い彗星”でおなじみのシャア・アズナブルのトレードマークであるマスクの秘密が遂に明らかになる!
「機動戦士ガンダム」では妹のセイラ・マスに対し、「過去を捨てた」とマスクをしている理由を語っていたが、本当の理由はちょっと違う。そもそもシャアは偽名で、本名はキャスバル・レム・ダイクンというのはみなさんご存知だろう。前作『II 哀しみのアルテイシア』で自分と瓜二つなシャアと出会った彼は、身分を装ってジオン自治共和国国防軍士官学校に入学する。ところがそこにはシャアの友人だったリノ・フェルナンデスという男がいた。
瞳の色が違う事をリノにバレないように、表向きは目の異常を理由にサングラスを着用していたが、ある日、サングラスを落とす事件が発生。いつしか学生たちから一目置かれる存在となった彼に、簡単に外れないようにとフットボールのヘッドギアを改造したサングラスがプレゼントされた。…それがあのマスクなのだ!
ザビ家への復讐を心に決めたシャアにとって、マスクは素性を隠すための一アイテムに過ぎない。だが、今回明かされたマスク着用の経緯は、シャアのストイックな日常が垣間見えるようで非常に興味深い。テレビシリーズのキャラクターたちが次々と登場する事でも楽しい本シリーズだが、そうした秘められたエピソードの数々にもぜひ注目してほしい。【トライワークス】
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