大泉洋、有村架純に「大好きなんだろう?」と告白強要!
花沢健吾の人気コミックを映画化した『アイアムアヒーロー』の初日舞台挨拶が4月23日にTOHOシネマズ六本木ヒルズで開催され、大泉洋、有村架純、長澤まさみ、吉沢悠、片瀬那奈、マキタスポーツ、塚地武雅、佐藤信介監督、原作者の花沢が登壇。驚愕シーン続出でパニック・ホラーを描くことから、こういったジャンルの映画は「苦手だった」という有村。大泉が「そういうこと言うんじゃないよ!大好きだろ?」と強要し、会場の爆笑を誘った。
本作は、謎の感染によって人々が変貌を遂げた生命体“ZQN(ゾキュン)”から逃れるため、冴えない漫画家・英雄(大泉)らが生き残りをかけてサバイバルするパニック・ホラー映画。完成作の感想を聞かれた有村は「怖いし、グロいし」と口火を切り、「魂を抜き取られたみたいでヘトヘトになって、すぐには立ち上がれなかった。『この映画、大丈夫なのかな』って23歳の私は思った」と正直に告白。
司会から「こういったジャンルは苦手だった?」と聞かれると、「苦手でした」と有村。大泉は「そういうこと言うんじゃないよ。大好きなんだろう?こういう映画」と“好き”を強要し、会場も大爆笑。有村が「出演させていただいて、見方がすごく変わった」と心境の変化を語ると、大泉は「そう、今は三度の飯よりZQNが好きだもんな」とたたみかけるように語っていた。
シッチェス・カタロニア映画祭、ポルト国際映画祭、ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭で観客賞、グランプリ他、計5冠を達成。世界三大ファンタスティック映画祭を制覇するなど、海を渡って大きな評価を得た。有村は「大泉さんから、海外の方が笑って観てくださっていたというのを聞いて、そういう見方もできるんだと思った。『怖いけど爽快感がある』と楽しめる」と海外からの反応からも大きな刺激を受けたという。
大泉は「ここまで世界でたくさん賞をいただくとは思わなかった。スタッフと共演者で必死になって撮った映画が、世界で評価されたのは誇らしい気持ちでいっぱい」と感無量の面持ち。「映画のワールドカップで日本が勝ったようなもの。今の日本の本気を、ぜひ目の当たりにしてください!」と熱くアピールしていた。【取材・文/成田おり枝】