首位爆走中の『名探偵コナン』に拮抗するGWの話題作は?
4月23・24日の興行ランキングは順位に大幅な変動が!先週、圧倒的なオープニング成績で首位に躍り出た『名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)』が、早くも累計興収25億円を突破しV2を達成したものの、トップ10の半分を5本の初登場作品が占めた。
『名探偵コナン』には及ばなかったが、2位にランクインしたのはディズニー・アニメ『ズートピア』。471スクリーンで公開され、土日2日間で動員32万9513人、興収4億4580万4900円をあげている。3月に全米公開された際には、歴代のディズニー・アニメ史上最高のオープニング成績を収め大ヒットを記録しているだけに、日本での興行でもどこまで記録が伸びていくか注目だ。
さらに、大泉洋主演のパニックホラー『アイアムアヒーロー』が4位に初登場。花沢健吾の人気コミックが原作だったこともさることながら、世界三大ファンタスティック映画祭でグランプリや観客賞を受賞し、前評判の高さが広く認知されたことも集客の要因だろう。284スクリーンで公開された土日2日間の成績は、動員15万9964人、興収2億2568万8700円だった。
続く5位にランクインしたのは、動員13万2848人、興収1億7955万3100円をあげた『レヴェナント:蘇えりし者』。第88回アカデミー賞でレオナルド・ディカプリオが悲願のオスカーを獲得するなど今年の賞レースをにぎわせた作品だけに、息の長いヒットに繋がる可能性もありそうだ。
また、日本発のアニメ作品も好調な滑り出しを見せている。「遊☆戯☆王」のシリーズ20周年記念作『劇場版 遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS』が6位に。8位には、『ずっと前から好きでした。~告白実行委員会~』が、81スクリーンでの公開ながらランクイン。惜しくもトップ10入りは逃したものの、京都アニメーション制作の『劇場版 響け!ユーフォニアム~北宇治高校吹奏楽部へようこそ~』が初登場11位と健闘した。
さらにGWの幕開けとなる4月29日(金)からは、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』、『テラフォーマーズ』、『ちはやふる -下の句-』など強力タイトルが続々公開。『名探偵コナン』がトップを走る興行ランキングにどう食い込んでくるか、楽しみに待ちたい。【トライワークス】