“しゃべり過ぎ”オスカー俳優に渡辺謙が呆れ顔!?
オスカー俳優マシュー・マコノヒーと渡辺謙がタッグを組んだ“泣けるミステリー”『追憶の森』が、4月29日(金)より公開される。それに先駆け、TOHOシネマズ六本木ヒルズにて開催されたプレミアイベントに渡辺謙が登場!ユニークなマシュー・マコノヒーのVTRメッセージに渡辺&会場は大笑いだった。
4月17日(日本時間)に、大盛況の内に幕を閉じたブロードウェイミュージカル「王様と私」の公演終了後、公の場に登場するのは初となった渡辺。『追憶の森』での撮影秘話などを披露した。
残念ながら今回、来日が実現しなかったマシューは、ビデオメッセージで登場。「ケンとの共演は念願だった。ケンは独特の雰囲気があって威厳を感じる。まさに“王様”のようだよ」と持ち上げ、「それにあんなにユーモアがあるとは。現場では笑い話で和んだよ」とニッコリ。
「渋谷で撮影した最初のテイクは使われなかったね。なぜ使われなかったのかはケンが話したら?(笑)」と話題を提供しつつ、「ケンは忌々しいほど歌が上手いんだ。歌ってみたら?」と思わぬ無茶ぶりも。
「(本作のような)アクションよりもケンとは歌って踊りたいね。次は舞台で一緒にミュージカルを!」と声高に主張し、日本での滞在話を繰り広げた後、最後は「聞いたよ。お孫さんが生まれるって。双子だって?君の血筋が続いていくのは嬉しいね」と、さまざまな話題でしゃべり続けた。これには渡辺も呆れた様子で「コイツ皮肉屋だよね(笑)。歌ってみてだって?いいって!映画の話を!」と返答。「しゃべり過ぎ!」と突っ込んで会場を沸かせていた。
ちなみに、渋谷でのテイクが使われなかった理由は「エモーショナルに、激しく演じ過ぎたから。もっと不思議なニュアンスにしたかったんです」と解説していた。
本作は、演技力と存在感で映画界に確固たる地位を築いたマシュー・マコノヒーと渡辺謙が、ガス・ヴァン・サント監督と共に生み出したミステリアスな物語。死に場所を求め、富士山麓の青木ヶ原樹海に入ったアメリカ人のアーサー(マシュー・マコノヒー)と、日本人男性タクミ(渡辺謙)の交流やサバイバル模様が描かれている。【取材・文/平井あゆみ】