日本人初!米Variety誌「2016年に注目すべきアニメーター10人」に新海誠監督が選出
『ほしのこえ』(02)、『秒速5センチメートル』(07)、『言の葉の庭』(13)などを手掛けた気鋭のアニメーション映画監督・新海誠が、米「Variety」誌が選ぶ「2016年に注目すべきアニメーター10人」の1人に、日本人で初めて選ばれた。
これを受けて新海監督は、「100年以上もの歴史のある米エンタテインメント誌Varietyの『注目すべきアニメーター10人』に選出いただけたとのこと、とてもうれしく思います。僕個人は非力な作り手ですし、日本製エンタメの凋落(ちょうらく)というような言説も囁かれる昨今でもありますが、心強いスタッフたちとともに僕たちなりに高く遠くを見つめ、国内外に誇れる作品作りをしていきたいと思っています。素敵な賞を、ほんとうにありがとうございました」とコメント。
昨年の「注目すべきアニメーター10人」には『トイ・ストーリー4』(18年全米公開予定)の共同監督ジョシュ・クーリーらが選ばれ、また特別賞として、ピクサーの創業者 エド・キャットムルやジョン・ラセターがCreative Impact in Animationを受賞した。
今回の2回目では新海監督のほか、アニメ映画版『ゴーストバスターズ』のフレッチャー・ムール監督や、2017年公開予定のピクサーのアニメーション映画『COCO』の共同監督エイドリアン・モリーナが選ばれ、また、『カンフー・パンダ3』(16)のジェニファー・ユー・ネルソン監督がCreative Impact in Animationを受賞した。
そんな新海監督の待望の新作は『君の名は。』(8月26日公開)だ。山深い田舎町に暮らす女子高校生・三葉と、東京に暮らす男子高校生・瀧、出会うはずのない二人がある日、不思議な夢の中でお互いの存在を知る恋と奇跡を、圧倒的な映像美とスケールで描きだす。神木隆之介と上白石萌音が声優を務め、RADWIMPSが劇中音楽を制作することでも話題となっている。【Movie Walker】