小松菜奈の主演ドラマ「高台家の人々」撮影現場に潜入!
映像配信サービスによるオリジナルコンテンツの制作が勢いを増すなか、2012年より数多くの映画連動作品を輩出している「dTV」のオリジナルドラマに、映画『高台家の人々』(6月4日公開)では描けなかった新たな物語が登場。本作で主演を務める小松菜奈の、オールアップとなった撮影現場に潜入した!
このドラマで描かれるのは、映画でヒロインと恋に落ちるイケメンエリート・高台光正の両親、母・由布子と父・茂正Jr.(通称:マサオ)の若かりし頃の恋の物語。小松は、映画では大地真央が演じた由布子の30年前の姿に扮している。曲がったことが大嫌いなスポコン少女という役どころだ。
5月20日、都内某所。5月12日にクランクインし、約1週間あった小松の撮影もこの日が最後。年季の入った外観のビルスタジオ内で、由布子が勤務する商社オフィスでのシーンが撮影された。現代から30年前という時代設定も忠実に再現され、スタジオ内には、分厚いディスプレイのワープロや古びたオフィス用電話など、レトロな小道具が所狭しと並んでいた。
この日、3つボタンのジャケットに、膝上丈のスカートというブラックスーツの衣装でスタジオに登場した小松。上司から注意を受けるシーンや、マサオの母親から電話を受けるシーンなどを撮影。就職してからマサオと疎遠になった状況でも、彼を忘れられない由布子の乙女心を丁寧に演じていた。
特に、マサオがイギリスに渡ったことを彼の母から知らされる場面では、セリフのパターンやカメラ&照明の角度を変え、時間をかけて何度もカメラが回された。そんななか、小松は疲れた表情一つ見せず、目線や姿勢もピクリとも動かさずにカメラテストに応じる。その様子からは、小松の“女優魂”が感じられた。
そしてこのシーンのOKと共に、ついに小松の撮影はオールアップへ。すると、ひと足先にオールアップしていたマサオ役の間宮祥太朗が、小松へのプレゼントを手にサプライズでスタジオに登場!これには、この日ずっと緊張気味だった小松の表情もほころび、現場は一気に陽気な雰囲気に。
最後は小松が「私はdTVドラマからこの撮影チームに参加させていただきましたが、明るい現場でとても楽しかったです。最初はセリフが多くて大変で、私が足を引っ張っているんじゃないかと心配していました。でも、皆さんのお芝居を見ていくうちに『こういう時はこんな表情するんだ!』と勉強させていただき、最後は少しは自分で納得できる由布子を演じられたんじゃないかな、と思いました」と、自身の演技への手応えと、スタッフ&共演者への感謝の気持ちを挨拶に乗せ、撮影を締めくくった。
映画『高台家の人々』との連動プロジェクト、dTVオリジナルドラマ「高台家の人々」は、映像配信サービスdTVで6月より独占配信予定。【取材・文/トライワークス】