「007に民主主義はない」とS・メンデス監督が発言!

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「007に民主主義はない」とS・メンデス監督が発言!

サム・メンデス監督は、007シリーズには民主主義は存在せず、ダニエル・クレイグの次のボンド俳優の選択に一般の人々の声が反映されるべきではないと考えているようだ。

『007 スカイフォール』と『007 スペクター』で監督を務めたサム・メンデス監督(写真右)と現ボンド役のダニエル・クレイグ(写真左)
『007 スカイフォール』と『007 スペクター』で監督を務めたサム・メンデス監督(写真右)と現ボンド役のダニエル・クレイグ(写真左)写真:SPLASH/アフロ

トム・ヒドルストンやイドリス・エルバ、最近では女優のジリアン・アンダーソンなど、様々な俳優を新ボンド候補に挙げる声がネットに多く寄せられている。しかし、『007 スカイフォール』(12)と『007 スペクター』(15)の監督を務めたメンデス監督は、ボンド役は作り手の独断で選ばれるべきで、一般の声に左右されるべきではないという。

「誰が次のボンドになるべきかは常に議論されることだ。だが真実は…これは見出しになりそうな言葉だけどね、それは民主主義ではない。『Xファクター』じゃないし、EU離脱投票でもない。一般投票ではないんだよ。バーバラ・ブロッコリが次のボンドを選ぶ。それだけのことさ」

「そうでなければ、ダニエル・クレイグのボンドは誕生しなかった。一般の人々の彼への支持はゼロだったんだから。バーバラが『私はこの男性をボンド役に抜擢して全てを変える』と決心したから(シリーズを)一新することができたんだ」と英紙テレグラフのインタビューで語っている。

新ボンド俳優はほぼトム・ヒドルストンに決まったように報道されているが、メンデス監督はおそらくアウトサイダーが抜擢されるだろうと言う。「どうなろうとも、誰も想像してなかった配役になると保証するよ。バーバラはそれが得意だからね」と予言めいた発言をしている。【UK在住/MIKAKO】

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